【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.147】肩関節周囲筋のモーメントアーム

エビデンス

『最大の肩関節下制モーメントアームを有する筋は大胸筋、広背筋、大円筋で、大胸筋は水平内転モーメントアームも最大。』

研究グループ

Kuechle et al.1997

ゴルフトレーニングで鍛えるべき部位

 ゴルフのトレーニングで鍛えるべき部位は主として下肢と体幹です。一方で、女性と比較して男性は上肢の筋力で飛距離を増大させているということも過去の記事に書かせていただきました。【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.120】男子プロと女子プロのスイングの特徴 飛距離増大のためには上肢(腕)のトレーニングも欠かせないわけです。

ゴルフトレーニングに必要な上肢の筋

 さて、ではどのようにトレーニングをすれば良いのでしょうか。ゴルフスイングにおける肩関節の運動は、小さなものとして挙上、下制、水平内転、大きなものとして内旋、外旋があります。その中でもヘッドスピードに関連して非常に力のいる運動が水平内転と下制です(肩甲帯として考えれば前突と後退も重要)。水平内転と下制は目に見える運動自体は小さいのですが、プレーン上にヘッドをコントロールしてスピードを加速させるために重要な運動となります。今回の研究ではその下制と水平内転に有利な(モーメントアームが大きい)筋肉が大胸筋、広背筋、大円筋ということでした。広背筋はゴルフスイングにおける体幹の回旋にも作用する筋肉なので特に重要です。

大胸筋、広背筋、大円筋の鍛え方

 大胸筋、広背筋、大円筋はディップスというエクササイズで一度に鍛えることができます。ディップスは主として上腕三頭筋と広背筋を鍛えるトレーニングですが、補助的に大胸筋や大円筋も使っおり、ひとつのエクササイズで効果的に鍛えることができるのです。ディップスはディップススタンドが必要ですが、なければ椅子を使った簡易版がお勧めです。下記のリンクを参考にしてください。

カッコいい上半身を作るディップス

押し込んで飛ばす上腕三頭筋強化ディップス(簡易版)

最新情報をチェックしよう!
>ゴルフトレーニングのことならRIPS!!にお任せください。

ゴルフトレーニングのことならRIPS!!にお任せください。

科学的根拠に基づいたゴルフトレーニングの実践は是非『一宮市のストレッチ専門店RIPS!!』へお越しください。ライバルにばれずにこっそりフィジカルパフォーマンスを高めてスコアアップを目指しましょう。

CTR IMG