ゴルフの上達と腰痛予防は全く同じ!

 

はじめまして。

理学療法士、ゴルフ専門パーソナルトレーナーの中村直樹と申します。

週の半分は訪問リハビリの仕事をしながら、もう半分はゴルファーのフィジカルトレーニングの仕事をしています。

なかなか、こうした中途半端な仕事をしている人間も珍しいかと思いますが、私は至って真面目に人生を考えています。

このレポートも全力で書いていますので、最後まで読んで頂ければ幸いです。

さて、私はゴルフが好きな理学療法士で、ゴルフ上達に向けて身体の勉強をしていったら、いつのまにか腰痛の専門家になってしまいました。

自称専門家ではなく、腰痛に関する研究で修士号を取っているので、本物の専門家といえます。

ここで、このレポートの真意を先に述べておくと、腰痛の治療または予防のための身体作りがゴルフに必要なトレーニングと全く同じであるということです。

少し回りくどくなってしまいますが、自己紹介を兼ねて私の経歴を先に述べさせてもらい、腰痛とゴルフのトレーニングがなぜ同じなのかを解説し、どのような能力がゴルフに必要なのかを紹介していきます。

中村の過去には全く興味がないと言う方は、第二章腰痛予防とゴルフトレーニングの関係性に進んでください。

第一章 中村の経歴

1540_32 身体の専門家 理学療法士

私は高校卒業後、土木工事の現場監督として就職しました。

ここでは、下水道の新設工事や橋梁の下部工事などを担当していました。

現場監督は本当に大変な仕事で、新米の私などは昼間現場に出ては作業の手伝いをしながら、夜は書類の作成に追われていました。

数年経ち、そんな生活に辟易していた頃、ちょっと調べた医療の現場が天国のように思えました。

そこで私は一念発起して現場監督を辞め、理学療法士の専門学校の夜間部へ入学したのです。

この学校もまた変わった学校でした。

なんと専門学校に通いながら通信大学にも在籍するというスタイルの学校でした。

普通に4年間通学してレポートを提出していれば、専門学校の卒業資格と大学の卒業資格を同時に取得することができ、理学療法士と社会福祉士の国家試験を受けることができたのです。

そんな美味しい条件を見逃すはずはなく、当然のように2つとも資格を取得しました。

ここでは、現場監督時代に培った長時間のデスクワークに耐えられる忍耐力が役に立ちました。

おそらく、高校を卒業してすぐに入学していたら、挫折して2つとも落としていたと思います。

あの時の苦労があったからこそ、バイトをしながらでも1日10時間ぐらい勉強することができたのだと思います。

1540_32 ゴルフとの出会い

ゴルフに興味を持ったのもこの頃でした。

理学療法士も分野が広く、大きく中枢神経疾患と整形外科疾患に分けることができますが、他にも小児難病、心疾患、呼吸器疾患、スポーツ障害、後天性の難病など、広範囲に及びます。

そのため、身体の勉強をするには何か身体を使う趣味があった方が良いと思いゴルフを始めたのでした。

飽き性なのが私の悪いところでしたが、なぜかゴルフにはどっぷりとハマってしまいました。

身体の勉強のためにゴルフを始めたはずが、いつのまにかゴルフのために身体の勉強をしたいと思うようにもなりました。

地元の友達が、ちょうどこのタイミングでゴルフを始めたというのも影響しました。

この頃はその友達とスコア120ぐらいで競いあって楽しんでいました。

ただし、身体の勉強をしながらゴルフの練習をする私と、ただ打ちっ放しで練習をしているだけの彼とでは、上達のスピードに差がありました。

私はすぐに90台でまわるようになったのに対し、彼はなかなか100を切ることができませんでした。

1540_32 荷重伝達機能との出会い

専門学校と大学のダブルスクールを卒業した私は、ゴルフの上達を目指すために体幹の勉強をもっとしたいと考え、整形外科に勤務しながら体幹の研究をしている大学のゼミを探して大学院に進学しました。

もちろん、教授にゴルフのためとは言えるはずがなく、ここでは体幹に興味があるとだけ伝えていました。

この時点で理学療法士ですから、体幹が本当に今後のリハビリやトレーニングに重要であることは知っていました。

そのため、上手く教授に体幹への熱意を伝えることができたのです。

今後取り組んでいく研究のテーマを決める面談で、体幹に興味があるのなら、テーマは腰痛予防と荷重伝達機能だと言われました。

ゴルフのことしか頭になかった私にとっては、なるほど腰痛かと納得しながらも、ゴルフにどう絡めていこうかと考えながら話を聞いていました。

もう一つの荷重伝達機能という言葉はここで初めて知りました。

ただ、今思えばこれが荷重伝達機能との運命的な出会いだったのです。

なぜなら、今では私の行う理学療法やゴルフトレーニングの全てが、この荷重伝達機能を軸に考えているからです。

荷重伝達機能をコンセプトとした一般社団法人アジアNOVASTストレッチ協会という団体を設立したほどです。

研究を通して、世界で初めて下後鋸筋(かこうきょきん)という筋肉にワイヤー電極を突っ込んだ私は、当然この時もゴルフのことを考えていました。

実はこの筋肉もまた、荷重伝達機能にとっては重要な役割を示し、ゴルフスイングにもなくてはならない存在なのです。

具体的には第二章で述べていきたいと思います。

1540_32 RIPS!!開業、腰痛知らずのゴルフトレーニング理論を確立

大学院で修士号を取得した私は、まず整形外科に勤務しました。

ここでは、ゴルファーの患者様が多くみえると話を聞いていたので就職しましたが、実際にはほとんどが一般の整形外科疾患の方でした。

医療の現場に憧れていた私にとっては十分満足できる環境でしたが、大学院で学んだことを活かしたいと考えていた私は、いっそのこと開業してしまおうと考え、ゴルファー専門パーソナルトレーニングサービスRIPS!!を立ち上げることにしたのです。

現時点で、プロゴルファーや学生ゴルファー、アマチュア選手権でNo.1を目指す選手など、真剣に成績を伸ばしたい選手たちと関われるようになったので、ひとまずは私の夢が叶った形となりますが、もう一つ考えていることがあります。

それは、まだまだゴルファーを対象とした医学知識のあるパーソナルトレーナーが少ないので、今後はこれからゴルファー専門パーソナルトレーナーを育てる教育事業もしていきたいと考えています。

本レポートはその一環でもあり、荷重伝達機能を基礎とした腰痛予防とゴルフトレーニングについて、その関係性とゴルファーに求められる能力について全力で紹介いたします。

第ニ章 腰痛予防とゴルフトレーニングの関係性

1540_32 ゴルフは体幹のスポーツ

ゴルフは体幹のスポーツと言われており、体幹の強化こそゴルフ上達には欠かせないトレーニングだとされています。

先に言うと、これは間違ってはいません。

整形外科にはゴルフをしていて腰が痛くなったという方がたくさんみえます。

某有名トッププレイヤーも腰痛で苦しんでいます。

体幹をたくさん使うスポーツだから体幹の一部である腰には少なからず負担がかかるのは仕方がないことです。

ただし、腰に全く痛みがない選手も存在するのです。

しかも何十年もトップレベルで活躍しているのにも関わらずです。

また、体幹のスポーツとは言いますが、他のどのスポーツだって体幹を酷使しています。

ゴルフをして腰が痛くなるというのは、体幹を正しく鍛えることができていないからではないでしょうか。

1540_32 腰痛は原因不明の難病

腰痛の専門家として、重要なことを先に述べておきますが、腰痛は今なお原因不明の疾患です。

なぜ腰痛が起こるのかという理由が解っていないのです。

それにも関わらず、腰痛の原因はこれだった、とか、腰痛の○○%はこれが原因といった内容の書籍やブログが散見されるのも事実です。

誤解を恐れずに申し上げますと、これらは全てウソです。

例えば、腰痛で整形外科に受診したとします。

レントゲンを撮っても異常がなく、MRIを撮りましょうと言われたとします。

明らかに腰椎椎間板にヘルニアがあるような像を示していたとしましょう。

これは腰椎椎間板ヘルニアと診断されます。

正しい診断でしょう。

ただし、このヘルニアが腰痛の原因であると断言することもできないのです。

医師も手術を促す際に、ヘルニアを除去すれば必ず痛みもなくなるとは説明しないでしょう。

なぜなら、腰痛の原因が別にあって、同時にヘルニアが存在するだけかもしれないからです。

腰痛の原因が科学的に証明されていないのですから、ヘルニアの除去により腰痛が完全になくなるとは言い切れないわけです。

場合によっては心理的ストレスによる腰痛という可能性もあるわけです。

とは言うものの、実際には運動療法の効果が示されているのも事実です。

一部の研究グループでは関節の不安定性(インスタビリティ)が痛みと関係していると報告しています。

もちろん、これも絶対ではありません。

ただ、関節不安定性に対して安定性を高めるもの、例えばコルセットや骨盤ベルトの使用、体幹深部筋のトレーニング、股関節の柔軟体操などは腰痛を軽減させるという報告や臨床的な実績があるのです。

なにより、手術のように身体に負担をかけなくても腰痛が改善する可能性があります。

つまり、腰痛の原因は解っていないものの、治療効果の高い運動療法の組み合わせが最も優先されるべき治療法と言えるのです。

実はこの治療法こそ、ゴルフに必要なトレーニングと全く同じ内容になるのです。

1540_32 荷重伝達機能

ここで、荷重伝達機能というものを紹介しましょう。

産後骨盤帯痛研究の権威であるカナダの理学療法士が提唱している概念です。

簡単に説明すると、関節の形状(フォームクロージャ―)に歪みがあったり、インナーマッスルの筋力(フォースクロージャ―)が弱かったり、アウターマッスルとインナーマッスルのタイミング(モーターコントロール)がずれていたり、その人のメンタル(エモーション)によって関節が不安定となり、骨盤を含む腰部全体の痛み、またはそれらの機能不全につながっているというものです。

ここで言う機能不全とは、例えば呼吸であったり排泄であったり体幹にある組織の機能が悪くなっていることを示しています。

関節の不安定性だけでなく、呼吸や排泄にも影響しているのは、体幹にある関節の安定性が、呼吸や排泄を担っている筋肉と関係しているからです。

また、この状態だと腕や脚の筋力まで低下します。

100%の力を出すことができないのです。試しに仰向けに寝転がって、膝を伸ばしたまま片脚ずつ交互に脚を挙げてみてください。

左右で脚の重さが違うと感じませんか?

骨盤の歪みを正し、軽い力で圧迫を加えると嘘のように軽く感じます。

これは荷重伝達機能を徒手的に改善させただけの話です。

骨盤ベルトを巻くと歩くのが楽になったという経験をされた方もみえるかと思いますが、これも同様のメカニズムと言えます。

さて、骨盤ベルトは外部の力に頼っているのでゴルフトレーニングの視点からは推奨しませんが、荷重伝達機能を高めることができればゴルフスイングが上達すると説明することができます。

しかも腰痛を改善し再発を予防することができます。

是非、腰痛に悩む某トッププレイヤーにもこのメカニズムを伝えたいところです。

1540_32 ゴルフと荷重伝達機能

要は荷重の伝達です。

『荷重』を『力』に置き換えてもいいでしょう。

床を踏み込む力が反力となって脚に伝わります。

脚に伝わった力が股関節を経て骨盤に伝わります。

骨盤に伝わった力が胸郭と肩甲骨を経て腕に伝わります。

腕に伝わった力がクラブに伝わりシャフトをしならせ、そして最終的にボールに伝わるわけです。

荷重伝達機能は関節の形状、インナーマッスルの筋力、アウターマッスルとインナーマッスルのタイミング、メンタルの4つですから、どこかに問題があれば力が上手くボールまで伝わらないわけです。

1540_32 床反力

ゴルフスイングに最も必要な力は床を踏む力ということが言えます。

この力がなければ床反力が生まれません。

床反力が弱ければ、上手く伝達されたとしてもシャフトがしならずボールを遠くまで飛ばすことができないでしょう。

腰痛患者も同様に脚の力が弱い、または上手く使えていないことが挙げられます。

ぎっくり腰が代表的な腰痛として知られていますが、何か重い物を持ち上げようとした時(具体的には軽いと思って持ち上げようとした物が実は重かった時)によく起こります。

これは腰部の力に頼って体幹の安定性が不十分のまま持ち上げようとしたことが原因と考えられます。

深くしゃがみ込んで脚の力を使って持ち上げれば傷めずに済んだ話なのです。

1540_32 股関節の柔軟性

次にゴルフスイングで重要となるのが股関節の柔軟性です。

腰を切るとよく言いますが、動かしているのは股関節です。

左股関節の内旋(内側に回す)と右股関節の外旋(外側に回す)運動が骨盤を回転させています。

腰、つまり腰椎という骨が構成する関節(腰椎椎間関節:ようついついかんかんせつ)は構造的に回旋運動をしません。

前屈や後屈が得意な骨で、実際にこの関節不安定性は腰椎にかかる捻転ストレスによると考えられます。

また、骨盤にも仙腸関節(せんちょうかんせつ)という関節があります。

この関節はほとんど動かない関節で、動きすぎるようになると痛みの原因になるということが考えられます。

いずれの関節にせよ、股関節の柔軟性が乏しいことが、不安定性を増大する因子として報告されています。

1540_32 コアマッスル

次に体幹のインナーマッスルの筋力とタイミングです。

先に述べたように、呼吸や排泄にも関わる筋肉です。

腹横筋(ふくおうきん)、多裂筋(たれつきん)、骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)、横隔膜(おうかくまく)がこれに当たり、これら4つでコアマッスル(インナーユニット)と呼ばれています。

特に腹横筋はコルセット筋とも呼ばれており、骨盤ベルトやコルセットのように、お腹周りをぐるりと覆っています。

鍛えれば、骨盤ベルトをしているのと同じぐらい強固に安定性を高めることができます。

いや、最も深層にあるので、骨盤ベルトより効果的と言えるでしょう。

股関節から腕までの間に力を上手く伝達するのにはコアマッスルの筋力が不可欠です。

1540_32 体幹のアウターマッスル

次に体幹のアウターマッスルの筋力とタイミングです。

実際に体幹を捻転させるのがアウターマッスルです。

ただし、コアマッスルによって腰椎が安定していないと100%の力を発揮することができません。

多くのアスリートが、体幹トレーニングというとこのアウターマッスルを先に鍛えてしまいます。

体幹トレーニングと聞いて、腹筋運動や背筋運動などを想像された方は、ご注意ください。

実際に腰痛患者の筋活動を調査した報告では、腰痛患者は健常者に比較してアウターマッスルの筋活動が高く、インナーマッスルの筋活動が低いと証明されています。

筋活動とは筋力とは違い、筋肉の反応をみるものです。

重要なのは筋力を発揮するタイミングです。

アウターマッスルよりも先にインナーマッスルが活動する必要があるのです。

まずは関節の安定性を高め、次いでアウターマッスルの強い筋力が発揮されることで体幹が捻転しなければならないのです。

この能力を鍛えるためにはバランストレーニングが有効です。

バランストレーニングが苦手な人は、概してインナーマッスルの機能を無視して、アウターマッスルで表面をガチガチにしている人と言えます。

1540_32 X-factor

次に必要な能力が骨盤と胸郭の捻転差(X-factor:エックスファクター)です。

プロゴルファーのスイングをよく見てみると、必ず骨盤と両肩のラインがものすごく捻じれているのが分かります。

これぞ体幹で振っているという印象ですね。

このX-factorは実際にヘッドスピードと関係していることが多数報告されています。

飛距離の三大要素の一つであるヘッドスピードが速くなれば、当然飛距離が伸びます。

X-factorを増大させることがゴルフトレーニングに求められるポイントと言っても過言ではありません。

では腰痛患者はどうでしょうか。

先に述べたようにインナーマッスルとアウターマッスルの緊張が逆転している状態では、絶対にX-factorが大きくなるはずがありません。

体幹の回旋ではアウターマッスルである外腹斜筋(がいふくしゃきん)や広背筋(こうはいきん)の活動が重要ですが、これらの緊張が左右両側とも高くなっていると胸郭が拡がらなくなり、体幹は回旋できなくなってしまうのです。

当然、その他の脊柱の運動も制限されてしまい、骨盤の仙腸関節などにも負担がかかるでしょう。

ここで、第一章で紹介した下後鋸筋が重要な役割を担います。

広背筋の深層に位置する下後鋸筋は外腹斜筋に拮抗して胸郭を拡げるように働きます。

バランストレーニングで改善できない場合は下後鋸筋を鍛えると改善できる場合があります。

1540_32 肩甲骨の可動域

最後に肩甲骨の可動域です。

これは腰痛というよりも肩こりや頸部痛(くびの痛み)、肩痛とも関係している話になります。

先のX-factorは骨盤に対して胸郭が回旋する可動域でした。

実際に骨盤を固定してどこまで胸郭を捻転することができるかというと、整形外科の基準では40度です。

ゴルファーで柔らかい人は60度から70度でしょう。

ただ、トッププロのスイングを見てみると、90度ぐらい捻転しているように見えます。

これは片方の肩甲骨を突き出し、もう片方の肩甲骨を後方へ引くことで達成されます。

選手の背面にまわって、肩甲骨の動きをみてみると、トップの位置で右の肩甲骨が浮いているのが分かります。

左の方は顎の下まで突き出ています。

このように肩甲骨の可動域があるからこそ、美しく体幹で振っているように見えるのです。

一方、肩甲骨の可動域が不足している場合は、無理に胸郭を捻転しようとするなど、どこかで代償してしまいます。

これが腰痛や頸部痛と関係していると考えられます。

第三章 ゴルフに求められる能力のまとめ

1540_32 実は万能な荷重伝達機能

腰痛予防とゴルフトレーニングについて、いくつかポイントを押さえましたが、両者のトレーニングが同様の理論で成り立つことが少しお分かり頂けたのではないでしょうか。

あれ、もしかして荷重伝達機能は人間の動作すべてに当てはまるのではないか、と思った方は勘がするどいですね。

正解です。

実はゴルフスイングだけでなく、どのような整形疾患の治療であろうが、アスリートのパフォーマンスアップであろうが、荷重伝達機能で説明することができます。

第二章で述べた内容は特にゴルフに特化して説明しただけです。

つまり、このレポートをお読みいただいた方は、腰痛がなくても、ゴルフをしなくても、何にでも置き換えて利用することが可能です。

例えば、膝が痛い、首が痛い、美しい姿勢を作りたい、速く走れるようにしたいなど、荷重伝達機能を高めるということがその解決策と言えるのです。

ただし、そのためには、解剖学や運動学のちょっとマニアックな知識が必要となります。

1540_32 ゴルフに必要な身体能力のまとめ

さて、ゴルフに必要な身体能力、つまりゴルフスイングを美しくして、飛んで曲がらないボールを打つためには、荷重伝達機能を正常に働かせ、機能全体のレベルアップを図ることが重要ということでした。

ここでもう一度おさらいをしておきます。

 足の踏み込みによる床反力

 股関節の柔軟性

 コアマッスルの筋力

 体幹のアウターマッスルの筋力

 バランス能力

 X-factor

 肩甲骨の柔軟性

これらの能力をすべて高めることができればゴルフの上達だけでなく、腰部への負担も最小限に抑えることができるでしょう。

ゴルフ上達のために行う毎日のトレーニングが、腰痛の改善や予防になるなんて、とても魅力的だと思いませんか。

おわりに

ゴルフの上達のためには、フィジカルだけでなく技術やメンタル、ゴルフに関する知識が必要となります。

その他の競技と同様に心技体知が必要になってくるわけです。

体を十分に鍛えることができても、その他3つの要素が不足しているとなかなかスコアが伸びていきません。

これらについてもRIPS!!では情報収集を行い、クライアント様が確実にスコアアップできるように努めて参る所存です。

今後のコンテンツをどうぞ楽しみにしていてください。

それでは、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

【発行者情報】

■著者

中村 直樹(なかむら なおき)

理学療法士・医療工学修士・社会福祉士

ゴルフ専門パーソナルトレーニングRIPS!!店主

一般社団法人アジアNOVASTストレッチ協会理事長

■監修

■お問合せ先

E-mail mailto:naoki@rips-ip.com

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