【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.158】股関節インピンジメントによる軟骨損傷

エビデンス

『股関節インピンジメント損傷患者の術中検査で大腿骨軟骨の損傷も発見』

研究グループ

Philippon et al.2014

股関節インピンジメント

股関節インピンジメントは当サイトでも何度か紹介していますが、骨盤にある受け皿(臼蓋)と太ももの骨の頭部(大腿骨頭)により、間にある関節唇という組織が挟み込まれる状態です。
股関節を曲げたり、内側に捻る度に痛みを生じる方は、インピンジメントを起こしている可能性があります。
心当たりのある方はお近くの整形外科クリニックでチェックしてもらうと良いかもしれません。

軟骨損傷の併発

通常、関節唇に連続している臼蓋側の軟骨が損傷してしまう可能性が考えられますが、今回の研究では大腿骨側にクレバス(裂け目)のような軟骨損傷が見つかったということでした。
一度損傷した軟骨は回復されないため、同様のストレスを生じ続けるの非常に問題です。
それは将来的に変形性股関節症を発症するということになるからです。
変形性股関節症は軟骨が削れて股関節の間隙が狭くなったり、形状が変化したりする疾患です。
変形性股関節症になると荷重や寝返りの度に股関節が痛みます。

インピンジメントを避けるために

とにかく股関節インピンジメントを起こさないことが重要です。
骨の形状で起こりやすい方、起こりにくい方の違いはありますが、いずれにしても大腿骨頭が関節の中心にない状態は危険です。
関節の中心に位置させるためには、表面の筋肉(大殿筋や大腰筋など)が柔軟であること、インナーマッスル(外旋六筋や腸骨筋など)がしっかり働くことが重要と考えられます。
ストレッチに関しては『ゴルフに必要な可動域を作るセルフストレッチ』を是非ご参考にしてください。
インナーマッスル強化は『ゴルフスイングの再現性を高めるバランスエクササイズ』をご参考にしてください。
股関節、膝関節を軽く曲げて行うと効果的です。
ゴルファーに多い股関節インピンジメント、しっかり予防していきましょう。

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