エビデンス
『初心者ゴルファーの多くはダウンスイング初期にコックをリリースし、
力やコントロールを損失するだけでなく、尺側手根伸筋に負担をかける』
研究グループ
Murray et al.1996
アーリーリリース
アーリーリリースは多くの方にみられます。私も初めて自分のスイングを正面から撮影した時に笑ってしまいましたが、明らかにハンドレイトで、手よりもヘッドが先にボールに向かっていました。それを直そうと必死になったことがあります。アーリーリリースはヘッドスピードが落ちますので 、当然飛ばないし、スピン量が多く、高く舞い上がってしまいます。
尺側手根伸筋とアーリーリリース
尺側手根伸筋とは、肘の外側から手首の小指側についている筋肉で、手首を小指側に曲げる(尺屈)させる筋肉です。負担をかけ続けることで手首の痛みに関係してくると考えられています。ボールに合わせて手打ちになると、手首が早く動きすぎてアーリーリリースになると考えられます。
アーリーリリースを直して一気に上達しましょう
アーリーリリースを直すにはまずスイングのチェックが必要です。正面から撮影してハンドレイトやヘッドが早く垂れてしまった状態がアーリーリリースです。なるべくグリップエンドから振り下ろす意識が大切で、ボールに合わせて振るのではなく、ボールを遠くに運ぶように振り抜くことで修正できます。また、アンギュラーモーションなど、アーリーリリースを修正する練習器具があるので、利用すると良いかと思います。