【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.9】骨盤の回旋速度



エビデンス




『高ハンディキャップゴルファーに比較して低ハンディキャップゴルファーは大殿筋と中殿筋筋力が強く、骨盤回旋速度が速い。』




研究グループ




Callaway et al.2012




上級者の骨盤回旋速度




 低ハンディキャップゴルファーとは、いわゆるシングルさんなど上級者のことですが、今回の研究ではハンディキャップ5以下という選択基準でした。トップアマクラスの上級者ですね。さて、上級者の方がハンディキャップの高い、いわゆるアベレージゴルファーに比べて 大殿筋と中殿筋筋力が強く、 骨盤回旋速度が速いということ でした。




大殿筋と中殿筋筋力と骨盤回旋速度




 中殿筋と大殿筋はお尻の筋肉のことで、股関節から下の脚の部分を外に広げたり(外転)外に回旋させたり(外旋)する筋肉ですが、脚を床面に固定すれば骨盤を回旋させる働きになります(リバースアクション)。骨盤を左に回旋させたければ右の筋肉を、右に回旋させたければ左の筋肉を使います。当然、筋力が強ければ骨盤回旋速度は速くなります。




上級者の飛距離は骨盤回旋速度とX-factor




 上級者が遠くまでボールを飛ばすことができるのには、この骨盤回旋速度が速いことがポイントですが、もう一つはX-factor(骨盤と胸郭の捻転差)が大きいことが挙げられます。骨盤が速く回旋するからこそ、胸郭の回旋にタメができ、大きなX-factorが得られると考えられます。大殿筋、中殿筋を鍛えるとともに、体幹回旋の可動域の増やしていきましょう。