エビデンス
『ダウンスイング初期には骨盤は打球方向に回旋するが体幹は反対方向に回旋』
研究グループ
Burden et al.1998
切り返しは伸張反射
少し古い文献となってしまいましたが、切り返し部分の運動は伸張反射を利用しているということですね。伸張反射とは脚気の検査のように筋肉を急速に伸ばすことによって反射的に筋肉を収縮させることをいいます。歩行などの日常生活動作でもこの能力は欠かかせません。
切り返しは床反力を利用
伸張反射はトップではなくダンスイング初期に起こることが理想となりますが、これは床反力を利用した骨盤の回旋によって起こる外腹斜筋や広背筋の伸張反射のタイミングとなります。最近では松山選手のようにトップで完全に静止したようにみえる方も多いですね。それでも左の骨盤を急速に回旋させることにより回旋筋群には伸張反射が起こります。重要なことは下半身から順番に捻じれ運動が起こることです。
ストップ&ゴー
RIPS!!ではストップ&ゴーというドリルを含めた素振りを推奨しています。松山選手の切り返しをヒントに、トップの位置で止めて、そこから上手く伸張反射を使って切り返すというドリルです。是非、やってみてください。