ゴルフ肘の痛みは外側が5倍?原因と予防策を理学療法士が論文解説

「ゴルフの練習後に肘がズキズキ痛む…これってやっぱりゴルフ肘?」とお悩みのあなたへ。実はその痛み、一般的にイメージされる「ゴルフ肘」ではない可能性が高いことをご存知でしょうか。

今回は、理学療法士の視点から、ゴルファーの肘の痛みの真実と、エビデンスに基づいた対策について解説します。

科学的根拠:研究データの解説

エビデンス

『アマチュアゴルファーの25~33%、プロゴルファーの7~10%が肘の障害を有する。皮肉にも、内側(ゴルフ肘を含む)よりも外側の方が5倍多い。』
— McCarroll et al.1990

このデータは、多くのゴルファーにとって衝撃的かもしれません。一般的に「ゴルフ肘」と呼ばれるのは肘の「内側」の痛みですが、実際の研究結果では、肘の「外側」が痛くなるケース(いわゆるテニス肘)の方が5倍も多いのです。つまり、あなたが今感じているその痛みも、外側のトラブルである可能性が非常に高いといえます。

原因は「衝撃」と「使いすぎ」による炎症

なぜゴルフなのにテニス肘(外側上顆炎)になってしまうのでしょうか。主な原因は、インパクトやダフった際の衝撃、そしてスイングの反復運動です。
特に、手首を反らしたり指を伸ばしたりする筋肉(短橈側手根伸筋や総指伸筋など)が、過度な使用によって炎症を起こすことが痛みの引き金となります。繰り返される負荷から肘を守ることが重要です。

肘用サポーター(テニス肘・ゴルフ肘対応)

理学療法士として、痛みの初期段階や練習中の保護には専用サポーターを推奨します。筋肉の付着部にかかる負担を物理的に軽減し、衝撃を緩和することで、炎症の悪化を防ぎながらプレーを続ける助けになります。
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予防の第一選択は「入念なストレッチ」

記事内でも述べられている通り、肘の障害予防における第一選択は「しっかりストレッチをすること」です。筋肉の柔軟性を保つことは、衝撃を受け流し、炎症リスクを下げるために不可欠です。
また、技術的な側面として、強くダフらないことや、手首を使いすぎずに芯で捉える意識を持つことも大切ですが、まずは土台となる身体のケアから始めましょう。

マッサージボール

前腕の筋肉は自分ではほぐしにくいため、このようなセルフケアグッズが非常に有効です。練習前後のストレッチに加え、硬くなった筋肉を筋膜リリースすることで、肘への負担を根本から減らしていきましょう。
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まとめ

「ゴルフ肘=内側」という思い込みを捨て、実は多い「外側の痛み」に適切な対策をとることが、長くゴルフを楽しむ秘訣です。まずは日々のストレッチと適切なギアで、肘をいたわってあげてください。あなたの快適なゴルフライフを応援しています。

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