【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.94】ストレッチングトレーニングの効果


『12週間の特殊なストレッチングトレーニング後、飛距離、方向のばらつき、デフレクションの大きさ、ボールスピードが改善』
Lee et al.2015

《中村の解釈》
ストレッチに特化したトレーニングの効果が証明されています。
ストレッチ資格を認定している一般社団法人アジアNOVASTストレッチ協会でも、ストレッチを基本コンセプトとしたNOVASTゴルフを提唱しています。
当店もNOVASTゴルフのコンセプトを基にたくさんのゴルファーのコンディショニングをさせて頂いております。
主として股関節と胸郭の可動域増大と体幹の安定性、下肢の筋力強化に力を入れています。
もちろん、これまでに報告されている通り、バランスや上半身の筋力強化、アジリティトレーニングも行っていますが、とにかくストレッチには時間をかけています。
というのも必要な可動域がなければ、スイングの形を作ることができません。

トッププロのゴルフスイングの動画をみて、これぐらいの可動域なら十分あるよと感じている方が多いかもしれません。
普通の再生速度でみれば、そのように感じるかもしれませんが、スーパースローでみるとものすごく身体が捻じれています。
特に股関節と肩甲骨の向きに注目するとよくわかります。
後方からの動画では、ダウンスイングではすでに左のお尻が見えているのに、胸はまだやや後方を向いています。
また、肩関節の外旋(腕を外に捻じる運動)可動域も大きいですね。

そしてこの十分な可動域の上で、体幹がしっかりと使えていないといけません。
可動域がある程度広がってきても、上手く筋肉が作用しないと十分な力が発揮できません。
インナーマッスルの固定力やアウターマッスルの瞬発力が重要となります。
そのためにもストレッチが重要です。

なぜなら筋肉は自然の長さであるときが一番強い張力を発揮できます。
縮み過ぎても、伸びきっていても強い力はでません。
つまり、体の硬い方が無理にスイング中にたくさん身体を捻じっても最大の力を発揮することができません。
ゴルフスイングを可動域いっぱいで行うわけではなく、普段のストレッチによってスイングに少し余裕があるようにすることで張力を上手く利用することができます。
あくまでも習慣的なストレッチが重要ということですね。

ゴルフトレーニングの科学的根拠一覧

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