【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.38】X-factorとインパクトにおけるヘッドスピード


X-factorの最大値、インパクトにおけるX-factor、上位体幹回旋角度の最大値はインパクトにおけるヘッドスピードと高い相関。』
Meister et al.2011

《中村の解釈》
2006年にX-factor(エックスファクター)の概念が報告されてから、現在でも多くの関心が寄せられています。
以前にも紹介しましたが、X-factorというのは骨盤と胸郭の捻転差(角度)のことです。
【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.1】X-factorの重要性

今回の研究では、スイング中にX-factorの最大値が大きい程、ヘッドスピードが速いということでした。
また、それがインパクトの瞬間にも大きく維持できるとヘッドスピードが速く、さらに上位体幹(胸郭部分)の回旋角度が大きくてもヘッドスピードが速いということです。
単に骨盤と胸郭の捻転差というだけでなく、胸郭や肩甲骨の可動域が重要ということが言えます。

肩甲骨の運動はプロトラクション(肩甲骨を前に出す:前突)とリトラクション(肩甲骨を後方に引く:後退)が重要です。
テイクバックでは左の肩甲骨はプロトラクション、右の肩甲骨はリトラクションします。
一方、フォロースルーでは左の肩甲骨はリトラクション、右の肩甲骨はプロトラクションします。
右と左で肩甲骨を逆方向に動かすことで、上位体幹が回旋したように見えます。
試しに体幹を前傾して、肘を伸ばして両手を合わせ、肘を曲げないように注意しながら手の先から手首までを擦り合わせてください。
肩甲骨が交互に動くことでいかにも体幹が回旋したように見えますね。
これが大きなX-factorの正体です。

もちろん、純粋な胸椎(背骨の胸の高さの部分)の回旋可動域も重要です。
腰椎(背骨の腰の高さの部分)は回旋可動域がわずかですが、胸椎はちゃんと回旋できるような関節面の形状をしています。
そのため、X-factorは胸椎の回旋可動域と左右の肩甲骨のプロトラクション、リトラクションの可動域が重要ということになります。
これらの可動域増大には日々のストレッチが重要です。
ストレッチは下記のゴルフコンディショニング動画でも紹介していますが、NOVASTセルフストレッチというのがありますので、こちらを是非ご覧ください。

飛距離の三要素といえば、ヘッドスピード、スピン量、打ち出し角度ですから、胸郭、肩甲骨のストレッチでヘッドスピードが上がれば飛距離が伸びるということになります。
そう言われると面倒なストレッチも毎日頑張れる気がしますね。
飛距離を伸ばすだけでなく、健康面からみてもストレッチは習慣化するべきです。
歯磨きや入浴と一緒のようにストレッチも習慣化すると、やらない日は気持ちが悪いと感じるようになります。
毎日ストレッチをして、大きなX-factorも健康な身体も手に入れましょう。

ゴルフトレーニングの科学的根拠一覧

最新のメルマガをご希望の方はこちらからご登録をお願いいたします(*^^)v
http://mail.os7.biz/m/cg7D

ブログランキングに参加しています。
ポチっとgoodをお願いいたします

ブログランキング・にほんブログ村へ

ゴルフコンディショニング動画はこちらをご覧ください↓