【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.4】ゴルファーの腰痛発生は右側が多い



エビデンス




ゴルファー腰痛発生部位は右側が多く、椎体や椎間関節の骨変化も右が多い』




研究グループ




Sugaya et al.1998




腰痛は原因が特定できな疾患




 ゴルフは腰痛の多いスポーツと言われますが、そもそも腰痛の生涯有病率は80%もあり、ゴルフをしない方でも、ほとんどの人が一生涯のうちに一度は腰痛を経験することになります。これには筋肉痛のようなものも含まれます。また腰の上の方、下の方、右側、左側、全体的、という具合に、腰痛の発生部位も様々で、原因が特定できない疾患とも言われています。詳細に調べてみて異常が分かればそれに対応した処置が行われますが、多くのケースで異常がみつかりません(非特異的腰痛)。場合によってはメンタルの問題とされることもあります。




ゴルファーが右側の腰痛が多い




 今回の研究では、ゴルファーの腰痛発生部位は右側に多く、骨の異常も右側に多いということでした。RIPS!!でも右側の腰痛を訴える方が多く、私も右側の腰痛を経験したことがあります。ゴルフスイングの特性上、体幹が右側に傾きながら回旋する傾向があります。腰痛を生じる方はこの側屈と回旋(クランチファクター)が大きく、腰部に負担が生じると考えられます。




体幹の側屈はミスショットにも影響




 また、側屈が大きいと右肩が下がり、骨盤のスウェイやアッパースイングなどが生じ、球筋も曲がってしまうことになります。これには回旋可動域が少ないという問題があります。回旋可動域が少ない分、側屈させて補おうとして大きな側屈が生じます。すると右側の背骨の右側の関節(椎間関節)には、大きな負担がかかり変形してしまうことが考えられます。まずは体幹の可動域の獲得、体幹筋の強化が必要ですね。