エビデンス
『プロゴルファーにおいて、スクワットジャンプと座った状態でのメディシンボールスローはヘッドスピードと高い相関がある。』
研究グループ
Turner.2016
プロだけでなく全てのゴルファーに
プロゴルファーを対象にした研究ですが、フィジカルパフォーマンスの向上がヘッドスピードに関係があることは当然のことと言えますから、この見解はアマチュアの方も是非参考にしてください。研究のサンプルとしてプロがリクルートされたのはスイングが完成されていて伸びしろが少ないことと、ある程度一定のスイングをしているからだと思います。アマチュアのスイングは色々なパターンがあって均一のサンプルになりにくく、フィジカルパフォーマンスのデータがスイングに反映されない可能性があります。しっかり体幹を使ったスイングでヘッドスピードを計測しなければなりません。
スクワットジャンプとヘッドスピード
さて、今回の研究ではスクワットジャンプとヘッドスピードに高い相関があったとのことでした。高く跳ぶことができるほど、メディシンボールを遠くまで投げられるほど、クラブを速く振れるということです。そして、30歳より若いゴルファーはスクワットジャンプの方がメディシンボールスローよりも相関が高く、30歳より上のゴルファーはメディシンボールスローの方がスクワットジャンプよりも相関の値が高かったとのことです。
若い方はジャンプ力が高い
ここから、若いゴルファーの方が脚を上手く使えているという見解でした。30オーバーは上半身で飛ばしている傾向にあるということですね。垂直跳びの全盛期は10代後半から20代前半ですので、年齢で振り方が変わってくるのは仕方がないかもしれませんね。
トレーニングでジャンプ力アップ
それでもトレーニングによっては垂直跳びの値も改善が可能です。バネを活かしたスイングを維持するにはトレーニングが必要となります。毎日コツコツと頑張りましょう。