【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.125】体幹の運動速度と腰痛


腰痛のリスクが高い仕事では、リスクの低い仕事よりも体幹の側屈と回旋の速い複合運動が多い。』
Fathallah et al.1998

《中村の解釈》
今回は労働者の腰痛に関する研究から参考になる文献を持ってきました。
ゴルフスイングはとても速い体幹の側屈や回旋の運動が主体です。
体幹の側屈や回旋の複合運動は腰痛との関連が数多く報告されています。

今回の研究では、腰痛のリスクが高い仕事では、リスクの低い仕事よりも体幹の側屈や回旋の速い複合運動が多いとのことでした。
側屈や回旋などの複合運動、強い運動強度、反復したストレス、ストレスの蓄積などは腰痛のリスクファクターとして挙げられるものです。
これらはゴルフスイングとも関係しており、確かにどれも腰痛になりそうです。
ただし、それぞれが必ずしも腰痛になるとは限りません。
練習量が多くても全く腰は大丈夫という方もみえます。

もちろん、腰部の筋肉の筋肉痛(筋筋膜性腰痛)は負荷が大きかったり、収縮時間が長ければ必ず起こります。
これは筋肉を大きくさせるためのトレーニング(筋肥大には過負荷が必要)でも同じことです。
筋肉の炎症がおさまれば痛みも治まり、更なる負荷に耐えることができるように太く強くなります。

それよりも、誤った反復ストレスが靭帯や椎骨、椎間関節などの組織に器質的な損傷が生じないようにすることが重要です。
筋肉が柔軟なことは良いことですが、関節が緩い状態はよくありません。
関節には安定性が必要で、靭帯や関節包などの支持組織を伸ばしてしまわないようにすることが重要です。
ストレッチは筋肉が気持ちよく伸びる程度にして、強かったり、長すぎたりしないように気をつける必要があります。

度々紹介していますが、股関節や胸郭、肩甲骨の可動域増大と体幹の安定化はゴルフスイングにとって重要なポイントです。
また、これらは腰痛予防にとっても重要なポイントと言えます。
ゴルフスイングはまさに体幹の速い側屈と回旋の複合運動ですが、これらの強化により腰痛が予防できるはずです。
日々のコツコツとしたトレーニングが重要です。

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