【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.59】意識の変化による動作の変化

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『体重を左の移動させるように指示した群と左足の踏み込みを指示した群では、後者の方がキャリー、X-factor、骨盤、肩、手関節の角速度が増加。』
An et al.2013

《中村の解釈》
ゴルフスイングにおいてリード側(右利きゴルファーの左側)の踏み込みは非常に重要な動作といえます。
レッスン書などをみても、左足に体重を乗せて、左軸で打て、右と左の重心は〇対〇と書かれているものが散見され、体重が右に残ってしまうことが問題であることは共通の見解となっています。
また、左の壁を意識して、骨盤が左に流れないように、膝が左に割れてしまわないようにといったポイントも、左への重心移動が大きすぎることが問題であるということでコンセンサスが得られています。
左足に体重をかけるが、重心を大きく移動させるわけではなく、軸がブレないように気を付けなればなりません。

今回の研究ではこの左荷重のポイントに焦点を当て、どのように意識をすると上手く重心移動と軸回転ができるのかを調査しています。
そもそも、初心者の方に体重を左に乗せるように言っただけではどのように身体を動かすのか分かるはずがありません。
いとも簡単に体幹を左に傾斜させてしまうでしょう。
クランチファクター(体幹の右側屈)がなくなり、プレーンがカットになって大スライスか極端なヒッカケが出ます。
一方、左足で地面を踏み込むように指示すると、左に体重を乗せるだけでなく、膝関節と股関節を伸展させつつも体幹の前傾を保つというような一連の動作になります。
床反力によって股関節や体幹の回旋が生まれ、各関節の角速度が増大し、結果的にヘッドスピードが速くなることが考えられます。

私も左側でひめトレを踏んで打つ練習を指導していますが、踏み込みがあるのとないのでは骨盤の回旋方向も変わってきます。
【ゴルフコンディショニング】ひめトレで立方骨を持ち上げて膝の流れを防ぐ
動画でも指摘していますが、ひめトレを踏むのにはもう一つ理由があります。
それは足のアーチなどの形状を意識するためです。

足には3つのアーチがあります。
内側アーチ、外側アーチ、横アーチです。
内側アーチは土踏まずとして有名ですが、外側アーチと横アーチの存在はあまり知られていません。
ランニングシューズの中敷きをみてもらうと、土踏まずだけでなく、外側もやや高くなってサポートしてある部分があります。
内側アーチよりもやや踵よりで小さくなっています。
ここには立方骨という小さな骨があり、これを支えることが重要となります。

もちろん内側アーチも重要ですが、ゴルフスイングにとっては外側アーチも重要です。
外側アーチが落ち込むと母趾球で荷重することが困難となり、膝が流れたり、骨盤がスウェーしてしまうでしょう。
ひめトレを踏むことで外側がアーチが高くなり、軸がブレにくくなります。
左足で踏み込む意識をつけると同時に、左へ流れてしまわないようになると良いかと思います。

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