【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.152】ラウンドの運動強度

エビデンス

『平坦なコースでも丘陵コースでもエネルギー消費量に有意差はなく、相対的な代謝当量(METs)の性差もない。』

研究グループ

Zunzer et al.2013

運動強度とは

運動強度とはスポーツや日常生活動作などの様々な身体活動の強度のことを言います。単位は代謝当量(METs:Metabolic equivalents)で表されます。メッツと読みます。安静時を1METsとして、安静時の何倍のエネルギー消費量が必要かを示したものです。例えば歩行であれば、普通のスピードで3METs程度とされています。

ゴルフの代謝当量

ゴルフは厚生労働省のホームページでは4.5METsとされています。ただし休憩時間を省き自分でクラブを運んだ場合と注意書きされています。他の資料をみるとゴルフは3METsとされています。個人差もあり、データによってばらつきがあるようです。今回の研究では男性の平均が2.8METs、女性の平均が2.2METsとのこと有意差はないとのことでした。また、平坦なコースでも丘陵コースでもエネルギー消費量に有意差はないとのことでした。明らかにアップダウンの多い丘陵コースの方が疲れる気がしますが、ライが難しくなるので精神的なものなのでしょうか。

運動時間が重要

ゴルフは平均して3METsと言えますが、実際のエネルギー消費量は運動強度だけでなく体重や運動時間が関係しています。体重が重ければ重い程、時間が長ければ長い程、エネルギー消費量が多くなります。ゴルフは競技時間が長く、低い運動強度で長時間の運動ができるため、とても健康に良いスポーツだと言えます。ちょっと料金が高いという問題がありますが、できれば習慣的にゴルフをされることをお勧めします。

高いパフォーマンスでラウンドする

最後に注意点ですが、低負荷のスポーツだからと言って、準備体操やトレーニング、ケアをしなくていいわけではありません。ゴルファーにも腰痛や肘痛などが多く報告されています。ストレッチやトレーニングの習慣を身につけることでこれらの疾患を予防することができ、かつ飛距離や精度を高めることができるのです。ラウンドするなら楽しくできた方が良いに決まっています。良いショットが打てたり、スコアが良かったり、同伴者に褒められたりしたら嬉しいですね。コツコツとトレーニングの習慣を身につけましょう。

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