飛距離アップの鍵はインパクト40ms前!理学療法士が論文で解説

「一生懸命振っているのに飛距離が出ない」「インパクトの音が弱い気がする」そんな悩み、多くのゴルファーが抱えています。実は、スイングの良し悪しは、ボールに当たるほんの少し手前の「ある瞬間」で決まっていることをご存知でしょうか。

理学療法士として、身体の構造と運動力学の観点から、効率的なスイングの正体を解説します。

科学的根拠:研究データの解説

エビデンス

『インパクトの40ms前が身体により発生した運動量をクラブに伝えられる最も重要なタイミング』
— Miura .2001

このエビデンスは、インパクトのわずか0.04秒前(40ms前)こそが、身体のパワーをクラブに伝える決定的な瞬間であることを示しています。このタイミングはいわゆる「インパクトゾーン」の始まりであり、骨盤と胸郭の捻転速度が最大になるポイントでもあります。つまり、この瞬間にクラブの「しなり戻り」を最大限に活かせるかどうかが、ショットの質を左右するのです。

「インパクトゾーン」の軌道とフェース管理

多くのゴルファーはスイング全体を気にしすぎですが、科学的にはダウンスイングの中でも特に「インパクトゾーン(フェースが垂直になる9時〜3時の範囲)」が極めて重要です。上級者がこの小さな範囲の練習に時間を割くのは、重心移動や骨盤・胸郭の回旋を使って、このゾーンで適切にフェースローテーションを行う感覚を養うためです。

手首の角度をキープする装着型練習器具(スイングガイド等)

インパクトゾーンで重要な「ハンドファースト」の形を維持し、適切なフェースローテーションを促すための器具です。体に過度な衝撃を与えず、正しい関節の角度(アンギュラーモーション)と軌道を繰り返し確認できるため、理学療法士としても推奨します。
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「左脇の固定」と体幹主導のスイング

記事内で推奨されている「インパクトドリル」では、プロのインパクトの形を模倣し、その状態から練習を行います。この時、特に重要なポイントとして挙げられているのが「なるべく左の脇を固定しておくこと」と「伸びあがらないように気をつけること」です。左脇が甘くなると力が逃げてしまい、効率的な運動伝達ができません。

アーム矯正ベルト(三角先生など)

両腕と体幹の一体感を高めるためのトレーニング器具です。装着してスイングすることで強制的に「左脇が締まった状態」をキープできるため、理学療法士視点でも、手打ちを防ぎ体幹主導のスイングを身につけるための最短ルートとして推奨します。
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まとめ

インパクトの40ms前に最大出力を持ってくるには、ただ力を込めるのではなく、身体の各パーツが正しいタイミングと軌道で動く必要があります。今回紹介したエビデンスを意識して、インパクトゾーンの質を高める練習を取り入れてみてください。あなたのスイングは劇的に変わるはずです。応援しています!

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