飛距離アップの鍵は握力!体幹も鍛える科学的根拠を理学療法士が解説

「ドライバーの飛距離がどうしても伸びない…」
「筋トレをしたいけれど、ムキムキにはなりたくないし、何をすればいいのか分からない」

そんな悩みを抱える女性ゴルファーの方は多いのではないでしょうか?
実は、飛距離アップの鍵は意外なことに「握力」と「体幹」の関係性に隠されています。

今回は理学療法士としての専門的視点から、科学的根拠(エビデンス)に基づいた「本当に効果のあるトレーニング」について解説します。

科学的根拠:研究データの解説

エビデンス

『低ハンディキャップ女性ゴルファーにおいて、左の握力とヘッドスピードが相関』
— Brown et al. 2011

この研究データが示している事実は非常にシンプルですが、強力です。
ゴルフの上手な女性(低ハンディキャップ)ほど、左手の握力が強く、それに伴ってヘッドスピードも速いという相関関係があるのです。

「握力が強い=飛距離が出る」というのは、単に手でクラブを強く握っているからではありません。
一般的に握力というのは「全身の筋力を反映するバロメーター」と言われています。
つまり、握力が強い人は体幹を含めた全身の筋肉が効率よく使えている可能性が高く、その結果としてヘッドスピードが上がり、飛距離アップにつながっていると考えられます。

ただ「握る」だけでは意味がない?体幹との連動性

「じゃあ、ハンドグリッパーで毎日握力を鍛えればいいの?」と思うかもしれませんが、それは少し違います。
先ほどお伝えした通り、握力は全身の筋力の反映です。

ただ前腕(肘から先)だけを太くしても、スイング全体のパワーは上がりません。
重要なのは「体幹の安定性」です。

体幹が安定することで、腕や足の力がスムーズにクラブへ伝わります。
私自身の経験でも、特別な握力トレーニングをしなくても、プランクや腕立て伏せといった「自重トレーニング」で体幹を鍛えるだけで、自然と握力が45kgから56kgまで向上しました。
体幹を鍛える過程で、体を支えるために自然と握る力も養われるのです。

自宅でできる体幹強化の必需品

体幹トレーニングの基本である「プランク」や「腕立て伏せ」を行う際、フローリングのままだと肘や手首を痛めてしまいます。
正しい姿勢をキープし、効率よくインナーマッスルを鍛えるためには、滑りにくくクッション性のあるマットが必須です。
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「脱力」するためにこそ、筋力が必要

ゴルフのレッスンでよく「グリップはゆるゆるに握りなさい」「卵を潰さないくらいの強さで」と言われますよね。
しかし、もともとの握力が弱い人がこれをやろうとすると、クラブが飛んでいきそうで怖くなり、無意識にギュッと強く握りしめてしまいます(これを「力み」と言います)。

逆に、握力の絶対値が高い人は、全力の数パーセントの力でクラブを支えられるため、本当にリラックスして「軽く握る」ことができるのです。
上級者のグリッププレッシャー(握る強さ)にバラつきが少ないのも、この身体的な余裕があるからです。

ただし、握力だけを鍛えようとして前腕の筋肉(前腕屈筋群など)を過度に緊張させると、手首や肘の怪我(腱鞘炎やテニス肘など)につながるリスクがあります。
だからこそ、怪我のリスクが低く、全身の連動性を高められるトレーニングから始めるべきです。

効率よく全身を鍛えるプッシュアップバー

手首への負担を減らしながら、腕立て伏せやプランクの効果を最大化できるのがプッシュアップバーです。
バーをしっかり「握る」動作が入るため、体幹と同時に、ゴルフに必要な「握り込む力」も安全に強化できます。
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まとめ

女性ゴルファーの飛距離アップには、握力とヘッドスピードの相関関係という明確なエビデンスがあります。
しかし、それは単に手を鍛えれば良いということではなく、「体幹を含めた全身の強さ」の表れです。

技術練習も大切ですが、まずは怪我のない範囲で、自重を使った体幹トレーニングから始めてみてください。
体が安定すれば、自然とスイングも力強くなり、驚くほど楽に飛距離が伸びるはずです。応援しています!

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