【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.142】上級者とアベレージゴルファーの下肢の筋活動



『上級者はアベレージゴルファーに比較して下肢の一部の筋活動が高く、特に左側が高い。』




Marta et al.2016




 今回の研究では、ハンディキャップの少ない上級者はハンディキャップの多いアベレージゴルファーよりも脚(下肢)を上手く使っているということが証明されています。特にリーチ側である左はトレイル側である右よりも、当然のように高い筋活動が得られたようです。




 筋活動というのは筋力とは違って、力のない人でも高い値が出ます。計測する際には、各筋肉に対して事前に計測した意識的な最大筋力発揮を100パーセントとして、スイング動作中にそのうちの何パーセントを使っているかということを調べます。そのため、瞬発的な動作だと100パーセントを超えるということも多々あります。つまり、高い筋活動ということはその筋肉をよく使っているということになり、上級者は脚の筋肉を多く使って打っているということになります。




 ゴルフスイングのみならず、何かしらの動作を行う際に重要なのは床面(地面)との接点です。床面との接点となる足底面には、その人の加速された質量が伝達されて、地面からはその反力が足底面に伝わります。そしてこの反力が最終的に動作を遂行するための力になるわけです。ゴルフで言えば、ボールを遠くに飛ばすための力がこれに当たり、仮に空中に浮いた状態でボールを打ったとしたらすぐに拾いにいける距離に落ちるでしょう。初めてゴルフをする人であっても、当然このように床反力を利用してボールを打ちますが、上級者はこのメカニズムが優れており、ボールを曲げずに遠くへ飛ばすためには左脚で踏み込むことが重要だと自然に理解していると考えられます。




 床反力をはじめとして、各関節においても力の伝達というものが重要となり、パフォーマンスに影響します。また、傷害予防の観点からも重要と言えます。なぜなら上手く力を伝達できなかった場合に関節に負担が生じるからです。 上手く力を伝達するためには重心のコントロールや各関節の位置が重要になってくるため、ゴルファーの皆様には関節コンディショニングの習慣をつけて頂きたいと切に願っております。お風呂上りのストレッチや練習前の柔軟体操は必須のコンディショニングと言えます。




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