飛距離と腰痛の鍵は筋活動!スイングの科学的根拠を理学療法士が解説

「ゴルフスイングで、具体的にどこの筋肉を使っているか意識できていますか?」

飛距離を伸ばしたい、あるいは腰痛や肘の痛みを予防したいと考えていても、感覚だけに頼ったトレーニングでは逆効果になってしまうこともあります。効率よくパフォーマンスを上げるには、実際にスイング中に活動している筋肉を知り、そこを重点的にケア・強化することが最短ルートです。

今回は理学療法士の視点から、ゴルフスイングにおける筋活動の研究データを基に、本当に鍛えるべきポイントとケアの方法を解説します。

科学的根拠:研究データの解説

エビデンス

『ダウンスイング初期において右の脊柱起立筋、両側の大胸筋、肩甲下筋、広背筋が高い活動を示し、前腕屈筋群は随意的な収縮よりも高い活動。』
— Marta et al.2012

このデータは、ゴルファーにとって非常に重要な事実を示唆しています。ダウンスイングに入った瞬間、私たちの身体では「背中(脊柱起立筋)」「胸と背中の大きな筋肉(大胸筋・広背筋)」「肩のインナーマッスル(肩甲下筋)」、そして「腕(前腕屈筋群)」が一斉に強く活動しているということです。

特に注目すべきは、これらの筋肉が飛距離を生むエンジンであると同時に、腰痛やゴルフ肘といった「故障の発生源」になりやすい箇所だという点です。科学的に負担がかかる場所が分かっている以上、そこを放置すれば怪我のリスクは確実に高まります。

飛距離と安定性を両立する「胸郭」の柔軟性

研究結果にある「大胸筋」や「広背筋」は、腕を力強く振り下ろすために必須の筋肉です。しかし、これらの大きな筋肉ばかりを鍛えて硬くなってしまうと、肩関節が内側に巻き込まれ、スムーズな回転が妨げられてしまいます。これが手打ちや肩の痛みの原因となります。

飛距離を落とさずに肩や腰を守るためには、筋肉を鍛えるだけでなく、胸周り(胸郭)の柔軟性を保ち、背骨(脊柱)のコンディションを整えることが絶対条件です。

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「ゴルフ肘」を防ぐインナーマッスル強化

もう一つ衝撃的なデータが、「前腕屈筋群は随意的な収縮(自分で意識して出す力)よりも高い活動」を示しているという点です。つまり、スイング中の手首や腕には、私たちが意図する以上の限界を超えた負荷がかかっているのです。

この過剰な負荷に耐えるためには、腕力だけでどうにかしようとしてはいけません。エビデンスにある「肩甲下筋(肩のインナーマッスル)」を強化し、肩関節自体を安定させることで、末端である手首や肘への衝撃を分散させる必要があります。インナーマッスルは大きな重りでは鍛えられないため、専用のツールを使うのが効果的です。

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まとめ

今回のエビデンスから、ゴルフスイングは特定の筋肉に強烈な負荷をかける動作であることが再確認できました。右の腰、胸、肩のインナーマッスル、そして前腕。これらはパフォーマンスの要であり、同時にケアを怠ってはいけない急所でもあります。

「痛くなってから」ではなく「痛くなる前」に対策をとることこそが、長くゴルフを楽しむ秘訣です。科学的根拠に基づいた正しいケアとトレーニングを取り入れ、怪我のない力強いスイングを手に入れましょう。

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