【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.156】クラブヘッドの軌道と向きですべてが決まる!

エビデンス

『ドライバーの初期の飛球特性はインパクトでのクラブヘッドの運動で決まる。』

研究グループ

Sweeney et al.2013

飛球特性について

まずはじめに『飛球特性』という用語は私が勝手に翻訳した言葉です。
論文上では『ball flight characteristics』となっています。
要はボールのスピン量や打出し角度、ボール初速のことです。

クラブヘッドの向きと飛球特性

ボールをクラブで打つのだから今回のエビデンスは当然といえば当然なのですが、初心者の方はクラブヘッドがどっち向いているのか分かっていないと思います。
例え美しいスイングができたとしても、ヘッドのライ角、ロフト角、フェース角、が違っていては真っすぐ飛ばすことも、好きな方向に曲げることも、高さを調整することもできません。
特にインパクトゾーンにおけるヘッドの向きはスーパースローにしてはじめて確認することができます。
または打ち出した球の挙動でなんとなく確認することはできます。
例えば、スイングプレーンが合っているのにスライスが出ているならフェース角がオープンになっているのでしょう。
ロフト角以上に球が吹き上がるようでしたらロフト角が寝てしまっているのでしょう。
ただし、これは正面と後方から動画を撮ってスイングプレーンを確認する必要があります。

ヘッド軌道はスイング方法で決まる

同様にクラブヘッドの向きが合っているのにスライスやフックなどが出てしまうのはスイングプレーンをはじめ、スイングの仕方に問題があるということになります。
例えば、アウトサイドインのカット軌道であればスライスが出ます。
インサイドアウトのアッパースイングであればフックが出ます。
ハンドファーストができなければ入射角が低くなりロフトが寝て高いボールになります。
かと言って入射角が高くなりすぎてもバックスピン量が多くなり吹き上がります。
スイングの仕方に関してはキリがないほどたくさん出てきます。
一般的にレッスンはこのようなプアースイングを修正してくれることを期待していくわけですね。

ゴルフの練習には必須の飛球特性

このように、飛球特性はクラブヘッドの向きとスイング方法に依存します。
そのために、上級者の方はクラブに拘りますし、毎日のように練習されているわけですね。
今回の研究では初期の飛球特性は、初速、打ち出し角度と方向(ラウンチ、サイド)、バックスピン、サイドスピンでした。
またクラブヘッドの運動は、ヘッドスピード、向き、軌道、中心性でした。
これらの要素を改善させるためコーチングされているにも関わらず、こうした研究が量的に不足しているために行われたのだそうです。
改めて証明されてクラブという道具がどのように運動しているのか、または運動させるのかを知らなければならないということが言えます。
最近では飛球特性を知るためのツールがたくさん開発されています。
例えばユピテルの『ゴルフスイングトレーナー』が有名です。
少し高価ですが、スピン量まで測れるものとなると『スカイトラック』が有名です。

ゴルフクラブの特性と身体の使い方を知る

クラブ自体の運動はクラブによって異なります。
振動数、キックポイント、トルク、スパインの向きなどが関係しています。
ただし、どのように運動させるかにはやはり身体の使い方を知ることが重要です。
本サイトはそのためのサイトですので、是非ご活用ください。
多くの方が、肩甲骨と股関節の可動域、体幹と下肢の筋力が不足しています。
日々のコツコツでクラブヘッドをコントロールするための身体の使い方が良くなります。
無理のない範囲で頑張りましょう。

最新情報をチェックしよう!
>ゴルフトレーニングのことならRIPS!!にお任せください。

ゴルフトレーニングのことならRIPS!!にお任せください。

科学的根拠に基づいたゴルフトレーニングの実践は是非『一宮市のストレッチ専門店RIPS!!』へお越しください。ライバルにばれずにこっそりフィジカルパフォーマンスを高めてスコアアップを目指しましょう。

CTR IMG