「アドレスで前傾姿勢をとる」これはゴルフの基本ですが、腰痛に悩むあなたは「前かがみになりすぎ」かもしれません。実は、腰痛を持つゴルファーには特有のアドレスの傾向があることが研究で明らかになっています。
この記事では、理学療法士の視点から最新の研究データに基づき、腰痛を防ぎながらパフォーマンスを上げるためのアドレスの秘密と具体的な対策を解説します。
科学的根拠:研究データの解説
エビデンス
このデータが示しているのは、「腰痛持ちのゴルファーは、無意識のうちに前傾角度が深くなりすぎている」という事実です。通常のアドレスでも右手が下になるため体幹はわずかに右に傾きますが、問題なのは「前屈(お辞儀の角度)」です。
前傾が深くなると、重力に対抗して上半身を支えるために背中の筋肉(脊柱起立筋)が過剰に頑張らなければなりません。その結果、腰が反りやすくなり、腰椎や関節への負担が激増してしまうのです。これが慢性的な腰痛の隠れた原因になっている可能性があります。
課題1:自分の「前傾角度」を客観視できていない
多くのゴルファーは「自分は正しい角度で構えている」と思い込んでいますが、実際には感覚と実際の動きに大きなズレが生じていることがほとんどです。特に腰痛がある方は、痛みをかばおうとして無意識に姿勢が崩れているケースが多々あります。
理学療法士として断言できるのは、「感覚だけに頼る修正は危険」だということです。まずは自分の現在地(本当のアドレス姿勢)を視覚的に確認することが改善の第一歩です。
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課題2:過剰な前傾による腰部負担の軽減
前傾角度が深くなると、腰椎にかかる物理的なストレスが増大します。これを筋力だけで支えようとすると、インナーマッスルが弱い場合、腰の筋肉が悲鳴を上げてしまいます。
理想はつま先から頭が1つ分出る程度の前傾ですが、スイング中にこのポジションをキープするには腹圧のコントロールが不可欠です。腰痛不安がある場合は、物理的に骨盤と腰椎を安定させるサポートを取り入れることを強く推奨します。
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まとめ
腰痛のあるゴルファーは、自分が思っている以上に「深くお辞儀」をしてしまっている可能性があります。そのたった10度の違いが、腰への大きな負担となり、スイングを崩す原因になります。
まずは自分のアドレスを撮影してチェックすることから始めましょう。正しい前傾角度を取り戻せば、腰痛の不安が消えるだけでなく、スムーズな回転が可能になり飛距離アップにもつながります。長くゴルフを楽しむために、今日から姿勢を見直してみてください!