【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.121】ドライバーのインパクト音と難聴


『ドライバーによって、インパクトの音圧と周波数は有意に異なるが、116デシベル以下であれば難聴の心配はない。』
Zhao et al.2014

《中村の解釈》
インパクト音がクラブによって異なるのは、練習場などでも何となく分かります。
まわりの人が打ってる音と自分の音が違っても何も不安に感じることはありません。
なぜならクラブが違えば聞こえる音の大きさや高さは違うからです。
ただし、音によって、きれいなインパクトか、芯を外したインパクトかということも分かります。
手に伝わる感触も違うので、なんとなくどこに当たったかが分かります。

今回の研究は音圧が強すぎて難聴になるのではないかという仮説でしたが、研究で用いられたクラブでは最も大きなもので約100デシベルでした。
これは地下鉄の騒音と同じレベルのようです。
これが120デシベルになると飛行機のエンジンの近くにいる状態らしいです。
さすがにそんなクラブはありません。
また、今回の研究ではドライバーの種類によってインパクトの音圧と周波数が異なるものの、ヘッドスピードと音圧には相関がないということでした。
何となく、ヘッドスピードが速くなった時に音が大きくなったような気がしますが、そうではないようです。

音を楽しむのはむしろ上達に向けて必要な要素です。
音では芯を外したかどうか、風切りの音のタイミング、バンカーの砂を取る際の音なども聞き分けると良いかと思います。
もちろん、練習場で毎回ペチッ、ペチッとなっていると気持ちが悪いだけなく手関節や肘関節を痛めます。
芯を外せばそれだけ負担も大きくなります。
また、アイアンショットの場合、マットでも音が異なります。
マットが薄すぎたり、硬すぎたりすると同様に気持ち良い音が出にくく関節を痛める可能性があります。
ティーアップしたりマットの端を使ったり工夫が必要です。

いずれにしてもドライバーのインパクト音で耳を損傷する心配はありません。
しっかり振り切って気持ちよく練習できることが重要です。
インパクトポイントがズレないように、打痕のつくシールがオススメです。

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