「ラウンド後半になると腰が痛んでスイングが崩れる」
「昔より飛距離が落ちた気がする」
そんな悩みを抱えていませんか?実はその原因、あなたの「お腹の奥の筋肉」にあるかもしれません。
この記事では、理学療法士の視点から最新の研究データに基づき、腰痛とスイングパフォーマンスの鍵を握る「腹横筋」について科学的根拠を交えて解説します。
目次
科学的根拠:研究データの解説
エビデンス
『腰痛既往のあるゴルファーは有意に腹横筋の持久力が低下している。』
— Evans et al.2000
このデータが示しているのは、腰痛を経験したことのあるゴルファーは、腰を守る天然のコルセットである「腹横筋」のスタミナが弱っているという事実です。つまり、ラウンド中にこの筋肉が疲れて機能しなくなると、腰への負担が激増し、痛みやスイングの乱れに直結してしまうのです。
天然のコルセット「腹横筋」を覚醒させる
腹横筋は、お腹を凹ませる「ドローイン」という動作で活性化します。これが機能すると「天然のコルセット」として腰を守ってくれますが、腰痛持ちの方はこの筋肉がサボりがちです。まずは無理なくサポートを取り入れ、正しい腹圧の感覚を掴むことが大切です。
腹圧をサポートする骨盤ベルト
理学療法士として推奨するのは、単に固定するだけでなく、腹圧を意識させ体幹を安定させる機能性ベルトです。着用するだけで「天然のコルセット」を補助し、ラウンド後半の腰の疲れを軽減してくれます。まずは痛みへの不安を取り除くことから始めましょう。
スイングの軸を安定させ、飛距離を取り戻す
腹横筋の機能低下は、腰痛だけでなく飛距離ダウンの主犯でもあります。研究データの通り、体幹のインナーマッスルが弱いと軸がブレてしまい、力がスムーズに伝わりません。逆に言えば、ここを鍛えれば「軸ブレ防止」と「スムーズな力の伝達」が手に入ります。
体幹主導のスイングを習得する練習器具
手打ちを防ぎ、腹横筋を使ったスイングを身につけるには、専用の素振り用器具が効果的です。しなりや重さを利用して体幹を使わざるを得ない状況を作ることで、効率的にインナーマッスルを刺激し、飛距離アップに繋がる「強い捻転」を体感できます。
まとめ
腰痛持ちのゴルファーにおいて、腹横筋の持久力低下は無視できない科学的事実です。しかし、適切な道具と意識改革を行えば、腰痛を予防しつつパフォーマンスを向上させることは十分に可能です。長く楽しいゴルフライフのために、今日から「お腹の奥」への意識を変えてみましょう。