ゴルフ腰痛の原因は左股関節?8つの危険因子と対策を理学療法士が解説

「ゴルフの練習をすると腰が重くなる」「ラウンド後半になると腰痛でスイングが崩れる」とお悩みではありませんか?ゴルフは腰への負担が大きいスポーツですが、その原因を正しく理解すれば、痛みなく長く楽しむことができます。

私は理学療法士として、多くの腰痛患者さんやゴルファーの身体作りをサポートしてきました。今回は、科学的な研究データに基づき、ゴルフ腰痛の真の原因と、今日からできる具体的な対策について解説します。

科学的根拠:研究データの解説

エビデンス

『ゴルフに関する腰痛のリスクファクターは、圧縮などの負荷、累積荷重、非対称性、体幹側屈、過度な前傾、オーバースイング、腹筋群の動員パターンや持久力低下、左股関節の回旋制限。』
— Lindsay et al.2014

このエビデンスは、私たちゴルファーにとって非常に重要な示唆を与えてくれています。簡単に言えば、腰痛は単なる「使いすぎ」だけが原因ではなく、「スイング中の姿勢の崩れ」や「特定の関節(特に股関節)の硬さ」「腹筋の弱さ」が複合的に絡み合って引き起こされるということです。特に「左股関節が回らないこと」や「過度な前傾姿勢」は、腰へのねじれストレスを倍増させてしまいます。これらのリスク要因を一つずつ潰していくことが、根本的な解決への近道です。

左股関節と背骨の柔軟性を確保する

研究結果にもある通り、「左股関節の回旋制限」は腰痛の大きな要因です。ダウンスイングからフォロースルーにかけて、左股関節がスムーズに回らないと、その分の回転を腰(腰椎)が無理やり補うことになります。腰椎は構造上、回旋動作に弱い関節なので、これが痛みの引き金となります。また、背骨全体の柔軟性が失われていると、適切な前傾姿勢を維持できず、腰への圧縮負荷が高まります。

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自宅で背骨まわりや股関節の筋肉を緩めるのに、これほど効率的なツールはありません。理学療法士としても、脊柱の自然なカーブを取り戻し、筋肉の緊張をリセットするために毎日の使用を強く推奨します。スイングの可動域が広がり、腰への負担が分散されます。
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体幹の安定性と腹筋群の強化

エビデンスで指摘されている「腹筋群の動員パターンや持久力低下」も軽視できません。スイング中、強烈な遠心力やねじれの力に対して腰を守ってくれるのは、天然のコルセットである「腹筋群(インナーマッスル)」です。ここが弱い、あるいは正しく機能していないと、腰椎が不安定になり、関節や椎間板に直接的なダメージが入ってしまいます。単に腹筋運動をするだけでなく、不安定な状況下でも体幹をコントロールする能力が必要です。

バランスディスク

不安定なディスクの上に乗ってスイング動作やスクワットを行うことで、無意識のうちにインナーマッスルを動員させることができます。腹筋群の反応速度を高め、スイング中の軸ブレを防ぐためのトレーニングとして最適です。腰を守りながら、飛距離アップも期待できます。
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まとめ

ゴルフによる腰痛は、股関節の硬さや体幹の弱さなど、身体機能の低下が原因であることが科学的に示されています。しかし、これは裏を返せば、適切なケアとトレーニングを行えば予防・改善が可能だということです。今回紹介したポイントを意識して、長く健康にゴルフライフを楽しんでいきましょう。あなたの身体は、手をかければ必ず応えてくれます。

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