ゴルフ体幹回旋の主動作筋!飛距離アップの筋肉を理学療法士解説

「もっと飛距離を伸ばしたい」
「スイングの軸がブレて安定しない」
そんな悩みを抱えていませんか?ゴルフスイングにおいて「体幹」が重要であることは耳にタコができるほど聞いていると思いますが、具体的に「どこの筋肉」を「どう使えばいいのか」まで理解しているアマチュアゴルファーは多くありません。

この記事では、理学療法士としての専門知識と、信頼できる研究データ(エビデンス)に基づき、あなたのスイングを劇的に変える可能性のある「体幹回旋の真実」を解説します。

科学的根拠:研究データの解説

エビデンス

『体幹回旋の主動作筋は対側の外腹斜筋、同側の広背筋、内腹斜筋、腸肋筋で、多裂筋は脊柱安定化の働きがある』
— Kumar et al.2002

このエビデンスは、ゴルファーにとって衝撃的な事実を示唆しています。スイング(回旋運動)は、単に腹筋全体を使っているわけではないということです。

具体的に噛み砕くと、例えば左へ回旋する(ダウンスイングからフォロースルー)際、身体は「右側の外腹斜筋(お腹の外側)」と「左側の広背筋・内腹斜筋(背中や脇腹)」という、いわば「身体を斜めに走る筋肉の連動」で動いていることを意味します。

つまり、漫然とした腹筋運動だけでは、ゴルフに必要な「ねじる力」は効率よく鍛えられないのです。

飛距離アップのための「斜めの連動」強化

研究データの通り、スイングスピードを上げるには「対側の外腹斜筋」と「同側の広背筋」の連動が不可欠です。この斜めのラインを意識して強化することで、インパクトの強さが変わります。

メディシンボール(回旋トレーニング用)

エビデンスにある「回旋の主動作筋」を鍛えるには、負荷をかけた状態での回旋運動が最も理学療法学的にも理にかなっています。メディシンボールを持って身体を左右にねじるトレーニングは、外腹斜筋と広背筋の協調性を高め、スイングパワーに直結します。
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「軸ブレ」を防ぐ多裂筋の活性化

エビデンスの後半にある「多裂筋は脊柱安定化の働きがある」という点も見逃せません。多裂筋は背骨に付着するインナーマッスルです。
表層の筋肉(アウターマッスル)がどれだけ強くても、この多裂筋が弱ければ、スイング中に背骨がグラつき、パワーが逃げてしまいます。軸を安定させるには、不安定な環境下で姿勢を保つトレーニングが有効です。

バランスボール(体幹安定性向上)

多裂筋のような深層筋(インナーマッスル)を刺激するには、バランスボールのような「あえて不安定な状態」を作り出すアイテムが最適です。ボールの上に座って骨盤を動かすだけでも、スイングの軸となる背骨周りの微細な筋肉が活性化され、再現性の高いスイング作りをサポートします。
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まとめ

今回のデータから、ゴルフスイングは「斜めの筋肉の連動」と「背骨の安定化」の2つがカギであることが分かりました。やみくもなトレーニングではなく、科学的根拠に基づいた筋肉をターゲットにすることで、あなたのゴルフパフォーマンスは確実に向上します。今日から効率的な体作りを始めましょう。

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