ゴルフ腰痛は「腰を回す」が原因?正しい回転軸を理学療法士が解説

「スイングするときに腰を回せと言われるけれど、腰が痛くなってしまう」
「軸がブレてミート率が上がらない」
そんな悩みをお持ちではありませんか?実はその原因、身体の構造を無視した無理な動きにあるかもしれません。

理学療法士として、最新の研究データに基づき、解剖学的に正しい身体の使い方と、それをサポートする最適なケア方法を解説します。

科学的根拠:研究データの解説

エビデンス

『腰椎の前後屈運動中心は椎体の後ろ1/3、回旋運動中心は椎体の約30mm前方に存在』
— Xia et al.2010

この研究結果は、ゴルファーにとって衝撃的な事実を示唆しています。それは「腰の骨(腰椎)自体は、ほとんど回旋しない構造である」ということです。腰椎の主な役割は体を前後(お辞儀や反る動作)に動かすことであり、回転の中心軸は骨そのものではなく、体の前方(おへそ付近)にあります。つまり、「腰を回そう」と意識しすぎると、回らない関節を無理に捻ることになり、腰痛を引き起こす原因となってしまうのです。

腰痛を防ぐ鍵は「胸椎」の柔軟性

前述の通り、腰椎は構造上回旋に適していません。ではスイングの回転はどこで作るべきかというと、「股関節」と「胸椎(胸の背骨)」です。特にデスクワークなどで猫背になりがちな現代人は、胸椎が硬くなっていることが多く、その分を腰で代償して回そうとするため、腰への負担が増大してしまいます。スムーズなスイングのためには、胸周りの可動域を確保することが最優先課題です。

胸周りをほぐす「ストレッチポール」

理学療法士としてまずおすすめしたいのが、胸椎の伸展(反らす動き)を引き出すツールです。ポールの上に寝転がるだけで、重力を利用して胸を開き、固まった背骨をリセットできます。スイング前のコンディショニングに取り入れるだけで、驚くほど回転がスムーズになります。
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スイング軸を安定させる「体幹」の意識

エビデンスにあるように、体幹全体の回旋中心軸は、背骨ではなく「椎体の約30mm前方(おへそと腰の中央あたり)」に位置します。スイング中、この仮想の中心点を意識できるかどうかが、軸ブレを防ぐポイントです。表面の腹筋だけでなく、深層のインナーマッスル(腹横筋など)がしっかり働いていないと、この中心軸をキープすることはできません。

体幹バランスを整える「バランスボール」

見えない重心位置や軸を感じ取るには、不安定な環境でのトレーニングが最も効果的です。バランスボールに座って骨盤を動かしたり、姿勢を保つエクササイズを行うことで、スイングの土台となるインナーマッスルを効率よく活性化できます。
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まとめ

「腰を回す」のではなく、「胸と股関節を使って、おへその奥を中心軸に回る」のが解剖学的に正しいスイングです。正しい知識と適切なケアグッズを取り入れて、怪我なく長くゴルフを楽しめる身体を作りましょう。あなたのベストスコア更新を応援しています!

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