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ショウガを加熱すると効果UP?ショウガオールの秘密

ポリフェノールの力

生姜(ショウガ)の健康効果は本当にすごいです。 ショウガは、古くから薬用として用いられてきた歴史があり、様々な健康効果が知られています。その中でも特に注目されているのが、炎症を抑える効果です。 ショウガと言えば、辛味成分である「ジンゲロール」の健康効果が有名です。ジンゲロールは炎症を抑える働きに加え、メタボリックシンドロームの予防にも効果が期待されています。 しかし、「ジンゲロールは加熱すると効果がなくなるのでは?」と心配される方もいるかもしれません。 ご安心ください! ショウガを加熱すると、ジンゲロールが変化して「ショウガオール」という成分が生成され、新たなパワーを発揮するのです。 今回は、ショウガオールの驚くべき抗炎症作用について、最新の研究結果を交えながら詳しく解説していきます。 ショウガオールとは? ショウガオールは、ショウガを加熱・乾燥することで生成される辛味成分です。ジンゲロールよりも辛味がマイルドで、体が温まりやすいという特徴があります。 ショウガオールの5つの抗炎症メカニズム ショウガオールは、以下の5つのメカニズムを介して抗炎症作用を発揮すると考えられています。 COX-2阻害作用 COX-2は、炎症を引き起こすプロスタグランジンという物質を生成する酵素です。ショウガオールはCOX-2の働きを阻害することで、プロスタグランジンの生成を抑え、炎症を抑制します。 NFκB阻害作用 NFκBは、炎症反応に関わる細胞内シグナル伝達経路です。ショウガオールはNFκBの活性化を抑制することで、炎症性サイトカインなどの産生を抑え、炎症を抑制します。 MAPK阻害作用 MAPKは、細胞の増殖や炎症などを調節する細胞内シグナル伝達経路です。ショウガオールはMAPK経路の活性化を抑制することで、炎症を抑える効果を発揮すると考えられています。 PPARγ活性化作用 PPARγは、脂質代謝や糖代謝の調節に関わる受容体ですが、抗炎症作用も有しています。ショウガオールはPPARγに作用することで、抗炎症効果を発揮する可能性があります。 Nrf2活性化作用 Nrf2は、細胞を酸化ストレスから保護するタンパク質であり、抗炎症作用にも関与しています。ショウガオールはNrf2経路を活性化することで、抗炎症効果を発揮する可能性があります。 ショウガオールの抗炎症作用で期待できる効果 ショウガオールの抗炎症作用によって、以下のような効果が期待できます。 冷え性改善:ショウガオールには血行促進作用があり、体を温める効果があります。 関節痛の緩和:関節の炎症を抑えることで、関節痛を緩和する効果が期待できます。 美肌効果:肌の炎症を抑え、肌荒れやニキビを改善する効果が期待できます。 メタボリックシンドローム予防:メタボリックシンドロームは、慢性炎症が原因の一つと考えられています。ショウガオールの抗炎症作用は、メタボリックシンドロームの予防に役立つ可能性があります。 がん予防:慢性炎症は、がんの発症リスクを高める要因の一つです。ショウガオールの抗炎症作用は、がんの予防にも役立つ可能性があります。 認知症予防:脳内の炎症を抑えることで、認知症の予防に役立つ可能性があります。 ショウガオールを効率的に摂取するには? ショウガオールを効率的に摂取するには、ショウガを加熱・乾燥させるのがポイントです。 乾燥ショウガ:乾燥ショウガは、生のショウガに比べてショウガオールの含有量が多いです。そのまま食べるだけでなく、料理や飲み物にも手軽に使うことができます。 生姜湯:ショウガを煮出した生姜湯は、体を温める効果が高く、風邪予防にも効果的です。 ショウガの佃煮:ショウガの佃煮は、ご飯のお供やお酒のつまみとしてだけでなく、料理のアクセントにもなります。 ショウガ入りカレー:カレーにショウガを加えることで、風味が増すだけでなく、ショウガオールの抗炎症作用も期待できます。 まとめ ショウガを加熱しても、その健康効果は失われません。むしろ、ショウガオールという新たなパワーアップ成分が生まれます。ぜひ、日々の食生活にショウガを取り入れて、健康的な毎日を送りましょう! 参考文献 Bischoff-Kont I, Fürst R. Benefits of Ginger and Its Constituent 6-Shogaol in Inhibiting Inflammatory Processes. Pharmaceuticals (Basel). 2021 Jun 15;14(6):571. doi: 10.3390/ph14060571. PMID: 34201411; PMCID: PMC8234094. 続きを読む

ターメリックの秘密:クルクミンの驚くべき効果と吸収率を高める食品

知っておきたい栄養成分

カレーの鮮やかな黄色を彩るターメリック(ウコン)は、古くからインドや中国で薬としても珍重されてきました。その主役である成分『クルクミン』には、抗酸化作用、抗炎症作用をはじめ、数々の健康効果が秘められていることが、近年の研究で明らかになっています。しかし、その力を最大限に引き出すためには、体内への吸収率の低さという壁を乗り越えなければなりません。そこで今回は、クルクミンの魅力と、その吸収性を高めるための食品について解説していきます。 クルクミン、その秘められた可能性 クルクミンは、まさに万能薬と言っても過言ではないほどのポテンシャルを秘めた成分です。実験室での研究や動物実験の結果、クルクミンには抗がん作用、抗肥満作用、抗炎症作用、抗酸化作用、脂質低下作用に加えて、熱産生能力があることが示唆されています。具体的には、がん、炎症、肥満、アテローム性動脈硬化症、糖尿病、脂質異常症、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)などの肝疾患、炎症性腸疾患(IBD)、様々な眼疾患、そして加齢に伴う神経変性(アルツハイマー病やパーキンソン病)などの疾患に対する予防効果、さらには治療効果さえも期待されています。例えば、クルクミンは細胞培養や動物実験において、がん細胞の増殖を抑制したり、炎症を抑えたり、脂肪の蓄積を減らすといった効果を示しています。これらの効果は、クルクミンが細胞内の様々なシグナル伝達経路や遺伝子発現に影響を与えることで発揮されます。クルクミンは、健康寿命を延伸し、活き活きとした毎日を送るための強力なサポート役となるでしょう。 体内吸収率の壁:立ちはだかる課題 しかし、クルクミンには大きな課題があります。それは、体内に吸収されにくいということです。クルクミンは水に溶けにくく、摂取しても体内に吸収されるのはごくわずかです。さらに、吸収されたとしても肝臓で代謝され、速やかに体外に排出されてしまいます。そのため、細胞培養などで確認された効果を、そのまま人間の体内で再現することは困難でした。例えば、人間がクルクミンを大量に摂取しても、血中濃度は非常に低く、ほとんど検出されないこともあります。この吸収率の低さが、クルクミンの健康効果を最大限に活かす上での大きな障壁となっていました。この吸収率の壁を乗り越えることが、クルクミンの真の可能性を引き出す鍵となります。 クルクミンの吸収率を高める食品:大豆とブラックペッパー 近年の研究では、特定の食品と組み合わせることで、クルクミンの吸収率を向上させることができることが明らかになっています。その代表的なものが、大豆とブラックペッパーです。 大豆 大豆に含まれるレシチンは、クルクミンの水への溶解性を高め、体内への吸収を促進する効果があります。また、大豆イソフラボンもクルクミンの抗酸化作用や抗炎症作用をサポートする働きがあります。 ブラックペッパー ブラックペッパーに含まれるピペリンは、クルクミンの代謝を遅らせ、体内での滞留時間を延長させる効果があります。これにより、クルクミンがより長く体内で作用し、その効果を最大限に発揮できるようになります。 RIPS!!からの提案:クルクミンで健康寿命を延伸 ストレッチ専門店RIPS!!では、お客様の健康寿命の延伸をサポートするため、クルクミンに着目しています。ストレッチは体の柔軟性を高め、血行を促進し、健康維持に役立ちます。しかし、真の健康を手に入れるためには、体の内側からのケアも重要です。クルクミンは、その抗酸化作用や抗炎症作用により、細胞レベルから体を若々しく保ち、健康寿命の延伸に貢献します。特に、大豆やブラックペッパーと組み合わせることで吸収性が向上したクルクミンは、その効果を効率的に得られるため、日々の健康管理に最適です。ストレッチとクルクミンの組み合わせは、相乗効果を発揮し、お客様の健康を力強くサポートします。RIPS!!は、お客様がいつまでも健康で、自分らしい人生を歩めるよう、最新の栄養学の知見に基づいた情報を発信し、質の高いサービスを提供していきます。 参考文献 Bertoncini-Silva C, Vlad A, Ricciarelli R, Giacomo Fassini P, Suen VMM, Zingg J-M. Enhancing the Bioavailability and Bioactivity of Curcumin for Disease Prevention and Treatment. Antioxidants. 2024; 13(3):331. 続きを読む