肩痛を予防して腕に力を伝えるカフトレ

解説

 肩関節の怪我を予防するために用いられる最も基本的なトレーニングがカフトレです。肩関節は人体のなかで最も可動域が大きい反面、最も不安定性が生じやすい関節とも言えます。そのような肩関節を支えているのがローテーターカフと呼ばれるインナーマッスルです。ローテーターカフは棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の4つの筋肉から構成されており、上腕骨の頭部を肩甲骨に引き付けることにより肩関節の安定性に貢献しています。カフトレはこのローテーターカフを鍛える方法です。

 体幹から腕に力を伝えるためにも重要な筋肉であり、ゴルファーにとってはせっかく鍛えた下半身や体幹の力が上手く腕に伝わらないということがないようにしたいところですね。反対に、ローテーターカフを鍛えたからこそ、これまでよりも上手くボールに力を伝えて飛距離を伸ばすということも期待できます。

 ただし、ローテーターカフはとても薄くて削れてしまうこともあり、トレーニング自体が大きな肩の怪我(腱板損傷)につながることがあります。そのため、ウェイトを用いるなど過度な強度の運動はNGです。表面にあるアウターマッスル(大胸筋や三角筋)が収縮しない程度の低負荷で行うことがポイントです。

方法

 立った状態で行います。親指を立て、やや斜め前方に腕を30°挙上します。その位置でゆっくりと律動的に上げたり下げたりを繰り返します。30秒間繰り返したら、次は肩を内側に回旋させて親指を下に向けます。そのままやや斜め前方に腕を30°挙上します。その位置でゆっくりと律動的に上げたり下げたりを30秒間繰り返します。高く挙げすぎたり、速く動かしすぎたりすると、表面の三角筋が緊張してローテーターカフが上手く働かない可能性があるので気をつけましょう。

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