【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.32】X-factorの算出方法の違い

エビデンス

X-factorは算出方法により有意に異なる。』

研究グループ

Brown et al.2013

ゴルフパフォーマンスを計測する

 スコアアップのためにゴルフスイングを分析しますが、飛距離、ミート率、再現性、ヘッドスピード、ボール初速、打ち出し角度などのゴルフパフォーマンスの要素を改善することが目的です。重要なことはこれらの要素がどうすれば改善できるのかということです。クラブを変えるのも、練習をするのも、ストレッチをするのも、体幹を鍛えるのもすべてそのために行っていますが、本当に効果があるのか?このやり方であっているのか?と疑問を抱きます。不安な人はティーチングプロやコーチ、トレーナーにみてもらっていることでしょう。最近はセンサーが発達し、ゴルフパフォーマンスの要素がデジタル機器で算出できるようになりました。飛距離やミート率、ボール初速の計測器は練習場にも設置されていますし、ユピテルGSTシリーズでも簡単に計測できます。

X-factorとは

 さて、前置きが長くなってしまいましたが、飛距離の三要素といえばヘッドスピード、打ち出し角度、スピン量です。これらをどうすれば改善できるのかということですが、ここでX-factorというものが登場します。X-factorというのは骨盤と胸郭の捻転差のことをいいます。いわゆる”タメ”のことですね。プロとアマチュアのスイングで大きく異なるのがこのX-factorの大きさです。飛距離と相関があって、X-factorが大きな人は遠くまで飛ばせるということです。プロのスイングをスーパースローでみると、骨盤はすでに回旋しているのに、胸はまだ正面を向いているというのに気づきます。一方、アマチュアの多くは骨盤と胸郭を一緒のタイミングで回旋させてしまいます。

X-factorは算出方法によって異なる

 研究機関ではX-factorをモーションキャプチャーという動画分析システムで測るのですが、今回の研究では測定の方法で値が異なるとのことでした。こんなことを聞いても。。。と思いますが、例えば家で測る体脂肪率とジムで測る体脂肪率が大きく違うというのと同じです。憧れのあの人のようになりたい!と思ってダイエットを始めたものの、その人の体脂肪率が自分の持っている体重計でいくらなのかが分からなければ、目標も立てられないというものです。つまり、研究者によってX-factorの理想の値が異なるので、どれを指標にしていいのか分からないということですね。

とにかく大きい程良い

 といってもX-factorは大きい方が良いのです。なるべく正確に正面と後方から動画で比較するだけでも分かります。まずはスイングを分析し、小さいなと思ったら、ストレッチから始めましょう。骨盤と胸郭の捻転差ですので、外腹斜筋、広背筋、大殿筋、中殿筋、肋間筋のストレッチをお勧めします。
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