【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.83】ローテーターカフ再建術後のケースレポート


ローテーターカフ再建術後、11か月のリハビリでラウンド再開。』
Brumitt et al.2011

《中村の解釈》
前回ご紹介した肩関節のインピンジメント症候群ですが、痛みを無視して使い続けるとローテーターカフという筋群の腱の部分を削り切ってしまう可能性があります。
ローテーターカフは棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋という4つの筋肉の総称です。
なかでも一番上にある棘上筋の腱は切ってしまいやすく、切れると肩を上げるのが困難となります。
腱板損傷や腱板断裂と診断されます。
最近では関節鏡を使って切れた腱をつなぎ合わせる手術がよく行われています。
つなぎ合わせることで、肩の挙上ができるようになりますが、縫目が再度インピンジメントして痛みを生じたり、筋力がなかなか戻らないということが問題となります。

今回の報告では再建術後のリハビリで11か月でラウンドに復帰できたとのことでした。
リハビリメニューの多くに体幹のトレーニングが含まれていました。
肩の問題でも、やはり体幹の強化、特に体幹のインナーマッスルであるコアの強化は重要となります。
なぜなら肩を動かす際に、最も早期に活動する筋肉はコアマッスルとなります。
コアマッスルにより体幹という土台を安定させて、初めて肩を動かすことができます。

もちろん、怪我をする前からコアマッスルの強化をして予防することが重要です。
コアマッスルの強化の基本は歪みのない身体づくりです。
歪みがあるとコアマッスルを上手く働かせることができません。
そう考えると全身のストレッチをすることも大切になってくるわけです。
毎日お風呂上りにストレッチをすることで全身の筋肉の緊張を緩めるだけでなく、身体の歪みを予防しましょう。

また、ローテーターカフ自体の強化も効果的です。
ローテーターカフにはインピンジメントが起こらないように、肩関節を求心位に保持する役割があります。
コアトレーニングやカフトレーニングには地味なものが多いですが、コツコツと日々行うことで腱板損傷が起こらないようしましょう。

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