【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.101】スイングミスとパフォーマンス


ゴルフスイングのミスをなくすために、コアの筋力、バランス、ハムストリングスの柔軟性が重要』
Gulgin et al.2014

《中村の解釈》
ゴルフのありがちなミスというのはスイングに表れています。
実際にボールの飛球を見なくても、スイングをみればある程度どのような球になるのかが分かります。
例えばスライスを打つ人のプレーンがカットであったり、フェイスを開いていたり、回旋軸や重心が左すぎたりなどが挙げられます。
一方、スイングが美しい人はそれほどひどいミスはしません。
アドレス姿勢、プレーン、ライ角、ロフト角、フェイス角、インパクトポイント、床反力などがすべて適正であれば、ストレートの美しい飛球線を描きます。
もちろん、少し調整だけでドローやフェード、フック、スライスと打ち分けることもできるでしょう。

このようにスイングチェックをすれば、その人のスイングの特徴とミスの傾向、フィジカルの問題が分かります。
詳細に分析していくと、最終的にはフィジカルに問題があることが分かります。
多くの方が技術の問題と考え、スイング修正のみを練習してしまいますが、例えば肩関節の外旋可動域が不足しているだけで、スイングの修正は困難です。
今回の研究はフィジカルテストとミススイングの関係を証明し、コアの筋力、バランス能力、ハムストリングスの柔軟性が重要としています。
コアマッスル(体幹のインナーユニット)は体幹の安定性に関係しており、スイング軸を作るためには必要不可欠なフィジカルパフォーマンスです。
バランス能力はコアマッスルをはじめ、その他の関節のインナーマッスルの機能や反射速度が重要で、重心コントロールに関わります。
ハムストリングスは太もも裏の筋肉で、骨盤の前後傾や膝の屈伸、床反力に関係しています。

RIPS!!をご利用のお客様の多くも、当初はコアマッスルを上手く使えず、間違った軸づくりをしてしまい股関節や胸郭の可動域を制限していました。
悪いことに、これが腰痛の原因にもなっていました。
コアトレーニングには、ハムストリングスを含めたアウターマッスルの柔軟性やバランストレーニングが欠かせません。
少しずつでも柔軟性やバランス能力を高めていくことで、腰痛が改善しスイングも美しくなることをたくさん経験しています。
スイング修正の前に、まずはフィジカルパフォーマンスを高めることが重要です。

ゴルフトレーニングの科学的根拠一覧

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