【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.51】脚の関節運動の重要性

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『高スキル群は低スキル群よりスムーズにクラブを振ることができ、特に下肢の関節(足、膝、股)の運動と関係』
Choi et al.2014

《中村の解釈》
手打ちはダメとよく言われますが、体重や身長、腕のリーチ、足から胸までの捻転運動を利用した方がボールに上手く力を伝えられるのは至極当然のことです。
もちろん、実際にクラブを持っているのは上肢(腕と手)であり、手首の運動だけでもある程度クラブを動かすことは可能ですが、それではやはりクラブのスムーズな運動にはなりません。

振子のように支点を中心とした円運動をイメージすると、中心部分はほんのわずかな運動でも末端は大きく動くことになります。
ここに『力』というものを考えます。
末端の方に重心のある物を動かす場合、中心にはかなり大きな固定力と回転力が必要になりますね。

床に接地している足が始まりで、手の先を最終的に動かしたい部分と考えると、支点に近い下肢には強い力は必要ということになります。
一方、上肢にはさほど力が必要なく、無駄に力が加わることで円滑な運動を損なうことになります。
今回の研究では、上級者は下肢の関節である足関節、膝関節、股関節の運動によってクラブをスムーズに振っているということでした。
ただし、上肢にもある程度の剛性は必要ですので、円滑な運動を阻害しないように体幹との連動性を獲得し、クラブに上手く力を伝えるということが必要になるかと思います。
体幹との連動は体幹から腕や脚につながる筋肉、例えば大胸筋や広背筋、腸腰筋、大殿筋などが相当します。

上級者は下半身のブレが全然ないので、ほとんど動かしてないように見えますが、実際には下半身や体幹の筋肉は強く働いています。
ブレないようにきれいに回旋させるためには筋力が必要ですので、しっかり鍛えましょう。

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