【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.73】腰痛ゴルファーにおける脊柱起立筋活動


腰痛ゴルファーはバックスイングにおいて脊柱起立筋が早期に活動』
Cole et al.2008b

《中村の解釈》
引き続き、ゴルファーの腰痛に関する報告です。
cole et al.はこの年に2本報告しています。
今回の研究では、腰痛群は健常群に比較してバックスイングで背部にあるアウターマッスルの脊柱起立筋が早期に活動するとのことでした。

本来、どのような動作であっても、動作開始前には体幹を安定させるためにコアマッスルが先行的に収縮します。
コアマッスルというのは体幹深部の筋肉群で、腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群というインナーマッスルの総称です。
これらはお腹の包むように位置していて、同時に活動することで体幹を安定させることができます。
一般の腰痛患者ではこのコアマッスルの動作開始前の先行収縮が遅延することが報告されています。
代わりに脊柱起立筋や腹筋群などが過剰に活動し、体幹を安定させています。

今回の報告でも同様の結果と考えられます。
前回の『インパクトで脊柱起立筋の低い値』ということを考慮すると、腰痛ゴルファーは体幹を安定させるためにコアマッスルではなく脊柱起立筋を使っていて、本来の脊柱起立筋の役割である強いインパクトには使えていないということが考えられます。
ここから、ゴルフのパフォーマンスを高め、腰痛を予防する戦略としてとても重要なことが考察されます。
それは、まずはコアマッスルを使えるようにして、安定した体幹を作った上で、動作の主体となるアウターマッスルを鍛えるという順番です。
この順番を守ることが非常に重要です。

腰痛を予防するだけでなく、どの動作のパフォーマンスを高めるためにもこの順番が重要になります。
ゴルフスイングも然りです。
インナーマッスル強化は日々のお腹を凹ませる習慣で鍛えることができます。
いつでもどこでもお腹を凹ませましょう。

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