【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.30】シニアと比較した若年ゴルファーの股関節トルク


『シニアと比較すると若年ゴルファーは右側の股関節外旋トルクが大きいが、その他の運動方向に関しては同等。』
Foxworth et al.2013

《中村の解釈》
ゴルフスイングでは股関節の運動がとても重要です。
腰を回すと言いますが、実際に回旋しているのは股関節と胸郭、肩甲骨です。
中でも股関節の内外旋は、特に可動域を最大限に引き出す必要があります。
右利きゴルファーの場合、テイクバックでは右の股関節は内旋、左の股関節は外旋します。
反対にダウンスイングでは右股関節が外旋して、左股関節は内旋します。
可動域が大きいということは、たくさん動かす必要があるということです。
当然のように回転トルク(回転運動の力)がたくさん必要ということになります。

今回の研究では、特に右側の股関節外旋運動でシニアと若年ゴルファーに有意な差が出たとのことでした。
右側の股関節外旋運動はダウンスイングで目に見えて起こりますが、筋肉は目に見える運動が起こる前に収縮します。
股関節外旋の主動作筋は大殿筋です。
つまりダウンスイングの直前で右足で蹴り出す際に大殿筋が強く収縮することが考えられます。
大殿筋とはお尻の筋肉で、最も表面にある筋肉です。
ジャンプをする時や着地時に大きく働きます。
ここから、シニアよりも若年ゴルファーの方がジャンプ力で差があるということが推測できますね。

また、大殿筋は胸腰筋膜(きょうようきんまく)という腰にある筋膜とつながっています。
胸腰筋膜は背骨に付着していますが、部分的に反対側の大殿筋と連続しているのです。
胸腰筋膜の延長には広背筋という背中の大きな筋肉があります。
そしてこの広背筋は体幹を回旋させ、腕を振り下ろすという、まさに飛距離を出すためにある筋肉です。
お尻の大殿筋が股関節を回旋させ、胸腰筋膜でつながった広背筋が脇を締めたまま体幹を回旋させるという連動が重要なわけですね。
ちなみにこの大殿筋と広背筋のセットをアウターユニットの後斜筋群(こうしゃきんぐん)といいます。

いつまでも若々しいスイングをするためには大殿筋の強化が必要ですね。
スクワットジャンプやサイドステップが効果的です。
加藤陽二朗プロも実践しています。
是非ご覧ください。


ゴルフトレーニングの科学的根拠一覧

最新のメルマガをご希望の方はこちらからご登録をお願いいたします(*^^)v
http://mail.os7.biz/m/cg7D

ブログランキングに参加しています。
ポチっとgoodをお願いいたします

ブログランキング・にほんブログ村へ

ゴルフコンディショニング動画はこちらをご覧ください↓