【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.50】股関節の運動

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ダウンスイングにおける左側の股関節の回旋で腰部が回旋するが、右側の股関節は腰部の回旋とほぼ同じ動き。』
Mun et al.2015

《中村の解釈》

ゴルフスイングにおいては、右利きゴルファーの場合、左側がリード側(主導側)となります。
一方、右側はトレイル側(追従側)といい、リード側の運動につられるような運動となります。
左股関節の内旋(内側への回旋)はいわゆる腰を切るという運動になりますが、トップからの切り返しの際、左脚の踏み込みと同時に大きく内旋します。
右股関節は切った腰につられるため、一緒になって回旋してくることが考えられます。
つまり、外側にも、内側にも回旋せずに正面を向けていたら腰が動いたのでそのまま飛球方向を向いてしまったという状態ですね。
ただし、右足のかかとがインパクトまで浮かないように我慢している方や骨盤の回旋に右脚も使っている方は、やや外旋(外側への回旋)が起こるはずです。

【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.30】シニアと比較した若年ゴルファーの股関節トルク
では若年ゴルファーは右股関節の外旋トルクが強かったとありました。
今回の被験者も15名のプロゴルファーで平均年齢31歳ということなのでどちらかというと若年ゴルファーといえます。
若年ゴルファーのスイングはシニアゴルファーよりも右の股関節を外旋させる力も加わることが考えられますが、それでもリード側である左股関節の内旋運動に比べれば小さいはずです。

いずれにしても股関節の運動により骨盤を回旋させることが重要です。
股関節の可動域は十分に確保すべきですし、股関節を回旋させる筋力も十分に必要です。
また、そのためには体幹の筋力も必要になります。
股関節がしっかりしていても体幹が不安定であればクラブに力を伝えることができません。
体幹の不安定性は腰痛を引き起こす原因となるため、股関節の可動域、筋力に併せて体幹もしっかりトレーニングすることが肝要です。

ゴルフトレーニングの科学的根拠一覧

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