【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.78】股関節前面の痛みはスポーツヘルニアの可能性も


スポーツヘルニアと診断されたプロゴルファーが理学療法で7週間後に復帰』
Becker et al.2014

《中村の解釈》
スポーツヘルニアとは腹圧がかかると鼠径部(股関節前面)に痛みを生じる状態のことをいいます。
鼠径部の痛みと、ヘルニアという名前から脱腸を想像しますが、スポーツヘルニアの場合は何かが飛び出すというわけではありません。
腹圧がかかった際に、鼠径部周囲の組織が圧迫されることで痛みを生じています。
現在ではグローインペインと呼ばれることの方が多いかと思います。
サッカー選手に多くみられ、ボールを強く蹴る動作と関係があるとされています。
以前は手術の適応になっていたようですが、現在はほとんどのケースで理学療法(リハビリ)が処方されます。

今回のケースレポートではプロゴルファーにこのスポーツヘルニアがみられたとのことでした。
そして理学療法が行われ、7週間で競技復帰されています。
理学療法の中身は概ね可動域訓練(ストレッチなど)とコアスタビライズ(インナーマッスル強化)でした。
終盤ではコアマッスルを使いながらゴルフスイングの動作に近いトレーニングへと移行しています。
このアプローチの流れは私が推奨しているNOVAST®コンセプトと同様です。

NOVAST®コンセプトはどの関節にも応用できるコンディショニングメソッドです。
スポーツヘルニアに限らず、一般的な整形疾患の多くが対象となります。
まずはストレッチや筋膜リリースにより関節の歪みを解消することが重要です。
歪みのない位置に調整できたら、その位置をキープできるようにインナーマッスルを強化し安定性を高めます。
インナーマッスルと強調してアウターマッスルが使えるように徐々に練習し、最後にスイング動作を練習します。
スイング動作が最後であることが重要です。
最初にクラブを持ってしまうと全く意味がありません。

これは障害のリハビリ、予防だけでなく、ゴルフをはじめとするあらゆるスポーツの上達でも同様のことが言えます。
まずはストレッチの習慣化から始めましょう。

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