【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.122】効果的なウォーミングアップ


アクティブダイナミックストレッチに加えセラバンドを用いたファンクショナルレジスタンスプログラムを加えたウォーミングアップで、飛距離、ミート率、CBSに効果あり。』
Tilley et al.2012

《中村の解釈》
ストレッチにもいくつか種類があります。
通常、筋肉の緊張を抑えて疲労を取ったり、可動域を増大させたりするのには、反動をつけずに気持ちよく伸びたところで止めるストレッチを用います。
これをスタティックストレッチと言います。
一方、筋肉の反射などを用いて、一時的に瞬発力を高めたりするのにはダイナミック(バリスティック)ストレッチというものを用います。
反動をつけるラジオ体操や屈伸運動のようなストレッチ方法です。
さらに、筋肉の反射に加え、筋肉の収縮に必要なその他の神経の働きを促したPNFストレッチというのもあります。
PNFストレッチには色々な方法があり、即時的な可動域の増大や筋力アップ、反射速度の増大などを引き出すことができます。
例えば、わざと伸ばしたい筋肉を一旦収縮させてから緩めるという具合にストレッチをすると通常のスタティックストレッチよりも大きな可動域増大が得られます。

今回の研究ではセラバンドを用いてファンクショナルレジスタンスプログラムを加えたウォーミングアップを行っています。
このファンクショナルレジスタンスプログラムも一種のPNFストレッチと言えます。
セラバンドとはゴムチューブを帯状にしたものです。
体幹の回旋に抵抗するようにセラバンドを引っ張りながら10分間のエクササイズをしています。
アクティブダイナミックストレッチにはウェイトのあるクラブの素振りや3発ずつの打球練習などが用いられました。
ちなみに、対照群にはウェイトトレーニングが用いられましたが、機能的ではないためか、効果がみられませんでした。
逆に疲労が心配です。

セラバンドを少し引っ張るだけでミート率や飛距離が伸びるなら、打球練習の苦労は何だったんだと思えてしまいます。
ただし、今回の研究結果から、スタティックストレッチや打球練習の必要がないわけではありません。
可動域の増大や怪我予防、技術の獲得には一般的なストレッチや打球練習もしっかり行う必要があります。

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