【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.113】体幹の安定化と呼吸の関係


『横隔膜と腹横筋は体幹の安定化呼吸の維持を図る二重の役割を持つ』
Hodges et al.1997

《中村の解釈》
横隔膜は理科の授業でも習ったことのある呼吸の筋肉です。
普段は横隔膜を無意識に働かせて肺を伸び縮みさせることにより呼吸ができています。
一方、腹横筋は天然のコルセットであり、お腹を凹ませる筋肉で、息を吐く時に使われます。
胸郭やお腹が動いているのをみると、呼吸をしていることがよく分かりますね。

さて、今回の研究では、これらの筋肉が体幹の安定化にも働くということです。
腹横筋はお腹のまわりをぐるっと包むように配置されているため、直接的に体幹の安定化に働くことが想像できます。
一方、横隔膜は肋骨の裏側に付着しており、ドーム状になっています。
収縮するとドームが平たん化して肺が膨らみ、肋骨は横隔膜に引っ張られるので、引き下げられます。
息を吸うのに肋骨は引き下がり、お腹が膨むため腹式呼吸と呼ばれます。
腹横筋が収縮するとお腹が凹み、横隔膜が収縮するとお腹が膨らむというように、これらは拮抗しているようですが、協調して体幹を安定させるという働きをしているのです。
また、両者が協調して働いた結果、お腹の中の圧力(腹腔内圧:IAP)が一定に保たれるということになります。
このIAPも体幹の安定性に補助的に貢献しています。

ゴルフスイングでは体幹の回旋運動が主たる運動となります。
回旋運動には外腹斜筋や広背筋などの大きな筋肉が働きますが、軸がなければ強い力を発揮することができないばかりか怪我をしてしまいます。
体幹の回旋運動の際に、軸を作って安定させる筋肉がコアマッスルであり、横隔膜と腹横膜もコアマッスルの一つとなります。
なお、コアマッスルは他にも多裂筋や骨盤底筋群というものがあり、これら4つの総称です。

コアマッスルのトレーニングにはドローインが最適です。
お腹を凹ませておしっこを我慢するように骨盤底筋群を収縮させます。
この際、呼吸は止めないようにすることが肝心です。
ドローインは場所を選びませんから、いつでもどこでもゴルフトレーニングができるというわけです。

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