【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.111】シンクアラウド法で上達


シンクアラウド法パッティングにおける認識過程を記録する効果的な方法』
Whitehead et al.2015

《中村の解釈》
シンクアラウド法というのを初めて知りましたが、調べてみると認知科学などで用いるプロトコル分析の方法の一つのようです。
プロトコル分析とは、観察対象者の言動から分析を行って、対象者の内的な認知過程を知る方法です。
中でもシンクアラウド法は、今考えていることをすべて口に出してもらいながら行動をしてもらうというものです。
何を考えながら作業をしているのかということを知ることで問題解決につなげたり、そのアドバイスができます。

今回の研究では、このシンクアラウド法を用いてパッティング中に何を考えているのかを記録したようです。
その記録を取っている間にパッティングに悪い影響が出るようなことはなく、後々インタビューして得る情報よりも多くの情報を得ることができたとのことでした。

確かに、コーチは選手が何を考えているのかが正確に分かれば、アドバイスもより的確になると考えられます。
ルーティンに入る前に何を考え、ルーティンはどのような順番でどのようなことを意識しているのか、いざショットやパッティングをする際は何に集中しているのかという情報を正確に知る必要があります。
また本人も、あえて声に出して練習をしている方が気づきが多いこともありますし、注意がそこに向きます。
まわりに迷惑がかからない程度に、ブツブツ考えていることを声に出すのは良い影響があるかもしれません。

上級者と一緒にラウンドする際には、考えていることをあえて口に出して、ちゃっかりアドバイスをもらうということもできそうです。
一人で練習する際も、ただ闇雲に打球練習やドリルをするのではなく、注意点を口に出しながらセルフコーチングで練習すると良いかもしれません。
ただし、練習場などでは周りの方に気が散ると怒られる可能性もあるので注意が必要です。

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