【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.131】ゴルフスイング修正方法


『ゴルフスイングの修正にmethod of amplification of error (MAE)が有効』
Milanese et al.2016

《中村の解釈》
method of amplification of error (MAE)、誤差増幅法と直訳してもいいのでしょうか。
ネットで調べましたが、日本語に訳して紹介しているページを見つけることができませんでした。
ここではMAEと呼んでいきますが、ゴルフスイングのミスに対して、どう修正するのかを伝えるよりも、どうしてそのミスショットが生まれたかを本人に自覚してもらうことによりスイングの修正を図るという方法です。
つまりMAEはわざとミスショットを打たせる練習と言えます。

今回の研究では、MAEと直接言葉で修正ポイントを伝えるdirect instruction(DI)を比較して、どちらがスイング修正に有効であるかを比較しています。
1週間の介入後、MAEの方が技術的なエラーを修正してパフォーマンスを急激に向上させる方法として有効であるとしています。
また、ゴルファーがどのように練習すべきかという点について、より楽しくモチベーションが維持されることが重要であるとしています。
確かに、コーチにスイングを直されるだけではストレスが溜まって、上手くできないと練習自体が楽しくありません。

自分もカットに打ってみたり、すくって打ってみたり、軸を動かしながら打ってみたり、ライ角を極端に上げたり下げたりして打ってみたりはしています。
そうするとどのようなミスが出るのかが良く分かるので修正が簡単です。
また、色々知識がつくし、いつも考えながら練習することができるので、練習が楽しいと感じるはずです。
ただナイスショットの成功体験を増やすだけの練習よりも、考えて練習する方が楽しく効果的なスイング修正がでるというわけですね。

誰かにスイング指導をする時は、なぜそのスイングがダメなのかということを伝えるために、わざと大げさにしたスイングで本人に打ってもらうと良いです。
例えば右足に重心が残るというミス(ハンギングバック)であれば、左足を後方に下げておいて、右足一本で打ってもらいます。
多くの場合はダフリ、すくい打ちとなるためボールが高く上がり、飛距離が落ちるでしょう。
単に左足に体重を移して、左足で踏み込んで、右足を使わないでなどと指導するよりも効果的にハンギングバックを修正できます。

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