【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.66】ゴルフに関する腰痛リスクファクター


ゴルフに関する腰痛リスクファクターは、圧縮などの負荷、累積荷重、非対称性、体幹側屈、過度な前傾、オーバースイング、腹筋群の動員パターンや持久力低下、左股関節の回旋制限。』
Lindsay et al.2014


《中村の解釈》
中村も大学院時代は腰痛の研究をしていました。
腰痛の研究をしていると、姿勢であったり股関節の可動域であったり脊柱の安定性であったり、どこかで聞いたことがあるようなことばかりが報告されています。
つまり、腰痛の治療や予防に必要なことがそのままゴルフの上達に役立つことが分かりました。
ゴルフでは腰痛になりやすいと言われているのに、ゴルフを上手くするためのエクササイズは腰痛の治療や予防のエクササイズと全く同じ内容といえます。
RIPS‼で指導するゴルフトレーニングは、以前私が整形外科で腰痛患者に指導してきた内容とほとんど同じです。

さて、今回の研究では8個のリスクファクターが挙げられています。
ゴルフをしていて腰を痛めたという方を対象に、身体的な特徴を調べるような研究が他にもたくさんあります。
こうした研究は横断研究と言われ、ニワトリが先か卵が先かといった話になります。
例えば、股関節の可動域が少なかったから腰痛になったのか、腰痛になったから股関節の可動域が減少したのかは分かりません。
証明こそ難しいですが、関連はしていそうです。

圧縮負荷や累積負荷は椎間板や関節に直接負担をかけるでしょう。
非対称性や体幹の側屈は片側にばかり負担をかけてしまうでしょう。
過度な前傾は背中にある脊柱起立筋などに負担をかけるでしょう。
オーバースイングは脊柱回旋の最終域での負担が大きいでしょう。
腹筋群の動員パターン不良や持久力低下は脊柱の不安定性をもたらすでしょう。
左股関節の回旋制限は、腰部に側屈や回旋のストレスが必要以上にかかるでしょう。

腰痛のある方はこうした身体的な特徴がある可能性があります。
いずれにしても、一部の組織に負担が集中してしまうことは避けるべきで、姿勢の修正や可動域の増大、体幹筋力の強化、スイングの修正、バランス練習などで腰痛を予防していく必要があります。
まずは日々のストレッチで身体を柔軟にしましょう。
腰痛を予防できるだけでなく、ゴルフが上手になること請け合いです。

ゴルフトレーニングの科学的根拠一覧

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