【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.130】関節形成術後のゴルフ復帰に関するレビュー

エビデンス

『大部分の患者が肩、股、膝の全置換術を含む関節形成術後のゴルフ復帰に関して、疼痛やゴルフ特有のアウトカムの改善を伴って復帰可能。』

研究グループ

Papaliodis et al.2016

人工関節

 理学療法士兼パーソナルトレーナーという形で活動しているため、人工関節の手術をされた方や人工関節の手術を受けるかどうか悩んでいる方からコンディショニングを依頼されることがあります。皆さん決まったように、ゴルフはできるのかどうかという質問をされます。もちろん、主治医に確認してもわなければなりませんし、脱臼などの事故に関しては自己責任になるかと思いますが、基本的には復帰可能ということで安全な運動方法をアドバイスしています。

人工関節とゴルフパフォーマンス

 さて、今回の調査では、多くの患者様が人工関節の手術を受けた後にゴルフ復帰をされて、痛みの軽減やヘッドスピードの向上などゴルフパフォーマンスの改善が期待できるという結果になっています。私が関わってきた方もゴルフに復帰されて、関節の痛みが軽減されるだけでなく、ヘッドスピードが上がって飛距離が伸び、スコアも良くなっているので、このレビューの通りと言えます。人工関節の手術をされる方の多くは、変形性関節症や転倒や事故後の後遺症により痛みや関節運動に制限が生じてしまっている方です。歩行などの日常生活が困難になってしまっても、人工関節により日常生活どころか大好きなゴルフまでできるなんて素晴らしいですね。

手術の前に保存療法

 とは言え、なるべくは手術には至らないようにしたいものです。関節の軟骨が削れてしまう退行性変性による変形性関節症は体重を落としたり、周囲にある細かな筋肉を鍛えたり、一定の姿勢を取らないようにしたりすることである程度は予防できます。特に負担のかかっている部位には痛みがあるので、痛みを生じないように関節の使い方を工夫したりコンディショニングしたりすることが重要です。ゴルフスイングでも同じことが言えますね。まずはストレッチを生活習慣の一部にすることをお勧めします。

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