【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.62】ヴェサリウス骨による足の外側の痛み


第5中足骨底付近にまれにみられる種子骨(ヴェサリウス骨)は症候性のものがあり、摘出により良好な回復が得られた。』
Petrera et al.2013

《中村の解釈》
足が痛いというと通風や疲労骨折が有名なのですが、それ以外にも種子骨によって炎症を起こすものがあります。
種子骨とは、筋肉が骨に付着する部分(腱)の中に含まれる骨のことです。
例えば、人間の身体の中で最も大きな種子骨として膝小僧(膝蓋骨)があります。
その他は手足に複数個存在しますが、存在率は個人差が大きく、大きさも豆粒大のものが一般的です。

今回のケースでは第5中足骨底付近にみられる種子骨(ヴェサリウス骨)が痛みの原因となっていたようです。
第5中足骨とは小指の根元にある細長い骨のことで、その最も踵側の部分を第5中足骨底といいます。
外くるぶしの少しで骨の出っ張りを触ることができるかと思いますが、そこが第5中足骨底です。
ここには短腓骨筋という捻挫予防に重要な筋肉が付きますが、今回のケースではこの短腓骨筋の腱がヴェサリウス骨を刺激して、ゴルフの際に痛みを生じたようです。

第5中足骨底は疲労骨折などもよく起こる部位のため、痛みが気になる方は必ず整形外科に受診してレントゲンを撮る必要があります。
疲労骨折やヴェサリウス骨があればレントゲンで発見されると思います。
骨に異常がなければ短腓骨筋腱の付着部の炎症である可能性が高いです。
その場合はインソールなどを用いて外側アーチをしっかりサポートすることで短腓骨筋の収縮による痛みをなるべく軽減させます。

短腓骨筋や長腓骨筋は足を外側に向ける(小指側を持ち上げる:回内)運動のために働きます。
この運動は骨盤のスウェイを予防したり、膝軸を安定させたりするのに重要です。
また、リード側は特に重要で、母指球でしっかり荷重して床から生じる反力を股関節に伝えるため、ヘッドスピードにも関係してきます。
痛みが出ないように注意しつつもしっかり鍛えましょう。

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