【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.35】コルセットと腹横筋


コルセットの使用は腰椎の伸展・回旋角度を制限し、角速度を減少させる。』
Hashimoto et al.2013

《中村の解釈》
ぎっくり腰やヘルニアなどで整形外科に受診するとコルセットを処方されます。
これは症状の増悪が腰椎(腰の骨)の運動と関係しているからです。
当然といえば当然なのですが、コルセットを着用すると腰椎の過剰な運動を抑えることができます。
実際、装着すると少し楽になりますね。

腰椎の最も危険な運動方向は回旋です。
関節面の形状から、回旋方向には動きにくく、前屈(屈曲)や後屈(伸展)方向に動きやすくなっています。
そのため、回旋方向へストレスが加わると、軟骨が減り関節面の変性を起こし、関節がグラグラになる可能性があります。
このグラグラとした不安定性こそ、ぎっくり腰やその他の腰痛のリスクファクターといえます。

そのため腰痛のある方にはコルセットの着用が推奨されるわけですが、骨盤と胸郭をまたいで固定すると、胸郭の回旋まで制限されてしまうため、なかなかスイングが難しいかもしれません。
通常、ゴルフなど行かないように処方されるものです。
今回の研究では、腰椎の運動角度を制限するだけでなく、そのスピードも制限しているということでした。
コルセットを装着していてはなかなかゴルフは難しいですね。
また、コルセットは外部からの固定であり、本来、関節を安定させる役割のある腹横筋の働きを弱めてしまいます。
腹横筋がサボってしまうわけですね。

そもそも、腰椎が不安定になってしまった原因は腰椎の回旋運動にあると考えられます。
では、なぜ回旋運動が起こってしまったのか?
それは股関節や肩甲骨、胸椎による回旋運動に制限があるからだと考えられます。
股関節や肩甲骨、胸椎が正常に働けば、腰椎には回旋ストレスが加わりません。
体幹を回旋させるためには股関節や肩甲骨、胸椎の柔軟性が重要なわけですね。

つまり、腰痛によりゴルフができなくなった場合、コルセットに頼るのではなく、天然のコルセットである腹横筋を鍛え、股関節、肩甲骨、胸椎の柔軟性を高めることが重要となります。
もちろん、予防的にこれらのトレーニング、コンディショニングを行うことがもっと重要ですし、スコアアップの近道といえます。
是非、動画をご覧になって、少しずつトレーニングの習慣をつけていってください。

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