【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.96】コンプレッションウェアと正確性


『上衣コンプレッションウェアの着用により、ドライバーショット、アプローチショット、チップショットの正確性が改善。』
Hooper et al.2015

《中村の解釈》
過去にもコンプレッションウェアの報告を紹介しました。
【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.26】コンプレッションウェアの効果
その時は体幹の回旋が制限されるが、スイングスピードが速くなったという内容でした。

今回はスイングスピードよりも重要と考えられるショットの正確性が改善されたとのことでした。
正確性となると、クラブコントロールが良くなり、左右へのばらつきが少なくなるということですが、土台である体幹が安定するために、肩より先を上手くコントロールできたということかと思います。

これは体幹のコアマッスル強化の際に説明することですが、例えば、ピアノ演奏者もコアマッスルを鍛えることで指先のコントロールをより良くしています。
指先の細かい動作こそ、土台の安定性が不可欠です。
もちろん、どのような動作でもコアマッスルが適切に働く必要があります。
ゴルフスイングは一見単純な動作に見えますが、地面を踏み込むことによって得られる床反力を上手くクラブまで伝えて、シャフトをしならせなければなりません。
その際に生じるクラブフェースの向きのばらつきはボールに複雑なスピンを与え、結果的に正確性を悪くしてしまうことになります。
そのため、床反力を腕までに伝える体幹部分、特にコアマッスルは体幹の安定性に貢献する非常に重要な役割を担うことになります。

コンプレッションウェアの着用は、この体幹の安定性を改善することができるため、ショットの安定性を改善させることができると考えられます。
ただし、体幹の可動性まで損ねてしまうことには注意が必要です。
体幹の可動性は十分に発揮したいという方は、やはりコアマッスルを鍛えるべきでしょう。

ゴルフトレーニングの科学的根拠一覧

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