【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.67】ゴルフによる頸椎棘突起骨折


ゴルフでも肉体労働などでみられる頸椎棘突起骨折が起こり得る。』
Kim et al.2012

《中村の解釈》
頸椎というのは首の骨のことです。
棘突起というのは頸椎の後方に伸びたしっぽの部分です。
背骨は皮膚の上からゴツゴツと触ることができますが、これが棘突起の先の部分になります。
首の付け根の部分は特にボコッと出てるような印象ですが、ここが第1胸椎の棘突起です。
ここを触りながら首を前に倒すと直上の第7頸椎の棘突起が盛り上がってくるのが分かります。
頸椎の棘突起は首の運動とともによく動くので、胸椎と頸椎は簡単に見分けることができます。

さて、今回の報告はゴルファーに起こった頸椎の骨折についてです。
よく首の骨折というと、下半身不随となる頸髄損傷がイメージされますが、今回の棘突起の骨折では頸髄の損傷はなく、麻痺は残りません。
クレイショベラーズフラクチャー(Clay Shoveler’s fracture)といって、工事現場などの土木作業員の方に多くみられる骨折です。
頸椎は全部で7つの骨がありますが、第6頸椎や第7頸椎に起こりやすいです。
本来重機で扱うような仕事を人力で頑張ると背筋の力でポキっといってしまうようです。
ただし、なにも土方さんだけに起こる骨折ではありません。
アスリートのように肉体に過度な負荷をかけるような方は要注意です。

ゴルファーにおいてはダフりやインパクトを外した場合などに注意が必要です。
衝撃に対抗する瞬間に発揮される人間の筋力は相当強力です。
毎度スイートスポットで打てるように、ミート率の改善が重要です。
また、肩がまわりにくい方に対して下目使いで見るようにアドバイスされることがあります。
顎の下に肩が入るスペースができるため、確かに肩がまわりやすくなります。
しかし背中のラインを気にせずに首だけを反らしてしまうと、今回のような骨折が起こりやすくなってしまいます。
重要なことはお腹を凹ませることです。
そうすると自然に背中のラインがきれいになって、首を反らさなくても顎の下のスペースを作ることができます。

首や胸の回旋可動域も姿勢が悪いと制限されてしまいます。
骨盤と胸郭の捻転差を作るためには背骨のラインが正常な弯曲を描いていなければなりません。
可動域が制限された状態で無理にまわしてもオンプレーンで振ることができません。
場合によっては椎間板ヘルニアなどの傷害を引き起こす可能性があります。
きれいなスイングを作るためにもきれいな姿勢を保ちましょう。
基本はお腹を凹ませるドローインを習慣化させることです。

ゴルフトレーニングの科学的根拠一覧

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