【ゴルフトレーニングの科学的根拠No.76】歯を噛み締める効果


『歯を噛みしめることで姿勢の安定性や筋力発揮の改善が報告されているが、ゴルフでは関係がない。』
Ringhof et al.2015

《中村の解釈》
重い物を持つときや大きな力を出したい時には息を止めたり歯を噛み締めたりしますね。
最近ではわざと噛みしめるためにマウスピースもあったりします。
それによって実際に筋力発揮や姿勢の安定化に効果があると報告されています。

人間の身体は脳がコントロールしているわけですが、意識とは無関係に調節されている部分が多々あります。
その証拠に脳が障害されたりすると筋肉の反射が強くなったり弱くなったりします。
脳梗塞や脊髄損傷を患った方の手足が麻痺してしまうのは脳のコントロールが行き届かなくなってしまうからです。
その検査として筋肉の付着部を叩いて反応をみる腱反射テストというのがあります。
この際、歯をグッと噛みしめると反射が強く出現します。
これをイェンドラシック法と言います。

今回の研究ではイェンドラシック法によりゴルフパフォーマンスに影響があるかどうかを調査しています。
結果としてはショットの正確性やドライバーの飛距離には効果がないとのことでした。
ヘッドスピードも特に差はみられていません。

ゴルフに関してはクラブを如何にコントロールするかというところが重要ですので、単に筋力が強く発揮できれば良いというわけではないようです。
プレーン上でシャフトをしならせて、そのしなり戻りでヘッドを走らせるには筋力だけでは説明がつかないわけですね。
一方、口を開いていれば脱力できて速く振れるのではないかとも思いますが、噛んでも噛まなくても差はないということですから、これも関係なさそうです。

反射だけをみると、イェンドラシック法で説明されるように増強(亢進)します。
トップからダウンスイングへの切り返しの際にはこの反射が必ず出現しますから、スイングに対しての何らかの影響は出るかと思います。
ゴルフスイングは再現性が重要ですから、噛むなら噛む、噛まないなら噛まないと統一した方が良さそうです。

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