ゴルファーのケガで多いのは腰、肘、次いで肩・・・
ということですが
肘といえば『ゴルフ肘』という名前がついているぐらい
ゴルファーに多いということですね
このゴルフ肘ですが
肘の内側が痛くなることをいいます
野球肘も内側の痛みのことですね
傷害発生メカニズムに違いはあっても
基本的に肘の内側がいたければ
野球肘だとかゴルフ肘といわれます
逆に外側が痛くなるとテニス肘といわれます
とはいうものの野球でもゴルフでも
内側が痛くなるとは限りません
オーバースイングや腕を使いすぎる人は
どちらかというと外側が痛くなることがあります
これは外側の筋肉の付着部分の炎症であることが多いです
この筋肉は手首を反らしたり、指を伸ばしたりする筋肉です
グッと物を握るときにも収縮します
内側の痛みの人で多いのはfat shot
いわゆるダフリですね
いかにも内側が痛くなりそうです
もしくはクラブを加速させる際
野球の投球動作と同様に
肘から先行して手首、クラブ、ヘッド・・・
というようにある程度、腕の運動にしなりを用いるために
肘に外反ストレスが加わる可能性もあります
外反というのは上腕(いわゆる二の腕)に対して前腕(肘から手首)が
外に曲がることをいいます
こうして肘の内側につく靭帯や筋肉にストレスが生じて
ゴルフ肘となるわけですね
内側、外側というよりもいわゆる肘の先・・・
ここが腕を伸ばした時に痛い
という人はまたまた違うメカニズムです
これは肘頭のインピンメントというものです
肘が外に曲がりすぎている人に多いです
肘とはそもそも外に少し曲がっています
キャリングアングルといいます
ほとんど真っ直ぐにみえますが
荷物を運ぶ際
真っ直ぐ腕をおろしても
体から荷物が離れていることが分かります
この肘の曲がり方が大きいか小さいか
もしくは逆に内側に曲がっているか
ということがチェックポイントですね
また、手のひらを正面に向けて腕を真っ直ぐ伸ばした際に
手のひらと肘の前面のラインが真っ直ぐ合うかどうかもポイントです
これはコックのリリースとアームローテーションの関係の問題です
前腕の筋肉が硬い人は手のひらに対して肘の前面のラインが外に向きます
ゴルファーの右腕はこうなっていることが多いかと思います
この場合、肘の外側に痛みがでることが予想されますし
打球でいえばつかまりすぎなどの問題になるかと思います
このように肘の痛みは外側と内側、肘の先で全くメカニズムが違います
そのためコンディショニングとしては
真っ直ぐ曲げ伸ばしした際に痛みがないことを目指します
特に伸ばしきった際の肘の先の痛みは絶対に起こしてはなりません
基本的には前腕前面筋群のストレッチ
親指のストレッチは肘を伸ばします
後面筋群のストレッチ

グーは軽く握る程度です

上腕筋トレーニング

各方向で1cmずつぐらい上下させます

必要に応じて外反角度の矯正も必要かと思います

肘を90度に曲げて体で肘を外に押します

写真では分かりづらいですね。。。
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